担当者 | 井上 慧真教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SOC-101 |
日常生活における多様な行為を手掛かりとして、それらがどのように<社会>と結びついているかを考えます。「いじめ」、「体罰」、「しつけ」、「少子化」などの社会問題を学ぶことを通じて、社会学の基礎的な考え方、社会について知るために必要な資料の読み方について学びます。必要に応じて、小集団での討論を行います。
社会学の基礎的な考え方について説明できるようになること、そして自分の身近におきている出来事がどのように社会と結びついているのかについて積極的に考えられるようになることを目標とします。
①授業への参加:15%(授業中に配布する小課題への取り組みにより評価します)
②期末試験:85%
※期末試験は定期試験期間に実施、配布資料のみ持ち込み可(コピー不可)
※期末試験の得点が60%以下の場合は単位認定はできません。
※欠席が5回以上の場合は期末試験の成績にかかわらず単位認定はできません。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『学校と暴力ーーいじめ・体罰問題の本質』 | 今津孝次郎著 | 平凡社、2014年 |
参考文献 | 『いじめとは何かーー教室の問題、社会の問題』 | 森田洋司著 | 中央公論新社、2010年 |
参考文献 | 『教育という病ーー子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』 | 内田良著 | 光文社、2015年 |
参考文献 | 『日本人のしつけは衰退したかーー「教育する家族」のゆくえ』 | 広田照幸著 | 講談社、1999年 |
参考文献 | 『少子社会日本ーーもうひとつの格差のゆくえ』 | 山田昌弘著 | 岩波書店、2007年 |
参考文献 | 『ブラックバイトに騙されるな!』 | 大内裕和著 | 集英社、2016年 |
授業中に扱った社会学の基本的な知識・考え方を、具体的な事例に即して考えられるようにする。授業中に指示した小課題について、適切な文献・論文・データを参照したうえでレポートにまとめる。
・成績評価は①と②のそれぞれで一定水準以上であることを重視します(詳細は「3.成績評価の方法および基準」参照)
・授業内容・順序(「7.各回の授業内容」参照)は一部変更になることがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | いじめはなぜ問題となるのか |
第3回 | 日本におけるいじめの「社会問題」化 |
第4回 | いじめの仕組とはどのようなものか |
第5回 | 日本における体罰問題 |
第6回 | 体罰問題のとらえ方の変化 |
第7回 | 学校教育と家族ー「2分の1成人式」をめぐって |
第8回 | 学校教育と労働ーブラック・バイト問題から |
第9回 | 子どもと家族ー「しつけ」について① |
第10回 | 子どもと家族ー「しつけ」について② |
第11回 | 日本の少子化の現状 |
第12回 | 日本人の「家族」への意識は変わったのか? |
第13回 | 戦後日本における少子化の歴史 |
第14回 | 日本人の「結婚」の変化ー恋愛結婚/お見合い結婚 |
第15回 | まとめ |