人間学基礎セミナーⅠ
担当者井上 義和教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングSEM-201

授業の概要(ねらい)

 テーマは「2000年代に何が変化したか?―〈変化の論じ方〉編」。
 『今どきコトバ事情』(2016)には55個の見出し語がある。いずれも「この10年ほどで話題になった」「現代日本の社会あるいは文化に関連する」コトバであるから、2000年代の何らかの変化を反映していると考えられる。55個の見出し語から、いったいどのような変化が読みとれるだろうか。この問題について、グループワークを通じて明らかにしたい。
 授業では受講者を4人ずつグループに分け、グループで何らかの括りを決めて複数の見出し語を取り上げ、その横断的な読解により、関連年表をつくりながら、2000年代に何が変化したかを考えてもらう。期末レポートでは、グループ活動の成果をふまえて、各自がテーマを設定して、「2000年代に何が変化したのか?」を考える。

授業の到達目標

 ・見出し語の説明文をもとに関連年表を作成できる。
 ・複数の見出し語を関連させながら社会の変化を説明できる。
 ・これらの作業をグループで協力しながらおこない、成果を発表できる。
 ・以上の作業をふまえて「2000年代に何が変化したのか」という問いに取り組み、レポート作成する。

成績評価の方法および基準

 ・平常点 20%
 ・グループ活動 30%
 ・期末レポート 50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書今どきコトバ事情―現代社会学単語帳井上俊・永井良和編著ミネルヴァ書房
参考文献

準備学修の内容

・授業時間外にグループのメンバーと連絡を取り合ったり、作業を分担したりする。

その他履修上の注意事項

・受講希望者は第2回までに必ず出席し、第3回にはテキストを持参すること。進行の都合上、2回連続で無断欠席した場合は受講を認めないので注意すること。
・第4回(班作り)に無断欠席した場合はグループに所属できないことがある。
・第2回以降の欠席が5回を超えた場合、期末レポートを受理しないので注意すること。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回コトバの変化と社会の変化(1)―今どきコトバに注目
第3回コトバの変化と社会の変化(2)―テキストの方法論、論理構成
第4回班作り、関係構築、班のテーマ
第5回班のテーマ(キーワード)と見出し語の決定、担当決め
第6回見出し語の要約の仕方、練習(1)
第7回見出し語の要約の仕方、練習(2)
第8回見出し語の内容要約発表(1)
第9回見出し語の内容要約発表(2)
第10回関連年表作り、発表資料作成 (情報学習室など)
第11回全体発表(1)
第12回全体発表(2)
第13回期末レポートについて
第14回期末レポートの進捗
第15回振り返り、期末レポートの返却