日本語教育
担当者伊藤 奈津美
単位・開講先選択必修  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングJLE-101

授業の概要(ねらい)

 このクラスは日本語教育の実態を理解し、日本語を第二言語・外国語として教えるとはどういうことかを、実践的に学んでいくクラスです。まず、日本の国内外で日本語を学習している人たち、教えている人たちの現状を把握します。次に日本語教育に必要最小限の基礎知識を身につけます。特に日本語教育の文法の体系について基礎的な知識を固めることで、将来、日本語学校や、日本の小・中学校、ボランティアなどで日本語を教えることの具体的なイメージをつかめるようにしましょう。
 このクラスは対面授業とオンライン授業の併用(ハイブリッド型授業)で実施します。

授業の到達目標

 (1)日本語学習者、日本語教師の現状を把握する。
 (2)日本語を外国語として教えるための必要最小限の基礎知識を身につける。
 (3)日本語教育の文法についての基礎知識を固める。

成績評価の方法および基準

 (1)平常点(毎回のリフレクションの提出、ワークシートの提出):30%
 (2)ミニレポート×2:20%
 (3)授業後のクイズ:20%
 (4)振り返りの小テスト×3:30%

 *正当な理由なく、5回以上欠席した学生には単位を与えられません*

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『日本語教育のスタートライン』 荒川 洋平 著スリーエーネットワーク
参考文献『みんなの日本語I』スリーエーネットワーク編スリーエーネットワーク
参考文献『みんなの日本語Ⅱ』スリーエーネットワーク編スリーエーネットワーク
参考文献『日本語教育のミカタ―対話で具体的に学ぶ新しい教科書―』荒川 洋平 著凡人社

準備学修の内容

 このクラスは、教員による講義だけでなく、ペアやグループでの話し合いや個人での作業をしながら、学んでいきます。その準備として、指定された教科書の章や参考文献を事前によく読んだ上で授業に参加しなければなりません。授業中の話し合いや作業の結果を、ワークシートに記入して授業の最後に提出することがあるので、クラスメートとよく協力し、積極的に参加する姿勢が求められます。授業で使用するスライドはLMSにアップしますので、予習・復習に活用してください。ただし、状況によりペアやグループワークができない場合もあります。その際は、個人ワークを行います。
 

その他履修上の注意事項

 (1)各自、真摯な態度で授業や課題にのぞみましょう。
 (2)遅刻、早退、欠席は避けましょう。
 (3)第1回目の授業には、必ず出席してください。
 (4)グループやペアでの作業には、相手を尊重しつつ積極的に参加しましょう。
 (5)大学での学びは、教員から一方的に与えられるものではありません。一人一人が他者に配慮をしながら、積極的に授業に参加することでよいクラスになり、みなさんの
    学びと成長につながります。
 (6)対面授業とオンライン授業の併用(ハイブリッド型授業)となります。オンライン授業の実施日は各回の授業内容を確認してください。
 (7)授業前日は必ずLMSにアクセスし、教員からの連絡事項があるかどうかを確認してください。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション、日本語教育を取り巻く現状
第2回 世界と日本、異文化接触/日本語教育の歴史と現状
第3回 言語としての日本語 言語の類型
第4回 日本語の音声
第5回 語彙
第6回 振り返りの小テスト(1)・文字・表記  ※オンライン授業
第7回 日本語教育の文法1
第8回 日本語教育の文法2
第9回 日本語教育の文法3
第10回 日本語教授法
第11回 教授のための実践的知識・実技  ※オンライン授業
第12回 振り返りの小テスト(2)、言語使用と社会  ※オンライン授業
第13回 異文化コミュニケーション
第14回 言語習得
第15回 振り返りの小テスト(3)、ミニレポート ※オンライン授業