免疫学
担当者宮下 惇嗣教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングIMM-201

授業の概要(ねらい)

 スポーツ医学とのかかわりの中で養護教諭として必要な免疫関連の学習をする。この授業では、学校の養護教員として必要な感染症に対する体の防御力および免疫反応によっておこるアレルギーの仕組みについて講義を中心に授業する。その基本的な考え方を理解するために必要な身体の仕組みについても講義する。講義内容として、免疫を構成する非特異的防御システム、白血球、リンパ球、免疫応答、炎症、を学びアレルギーの発症機序、対策法などについての学習に重点をおく。

授業の到達目標

 免疫学を学ぶにあたって必要な基礎的概念を説明できる。
 免疫学の基礎理論に関する成書を自分で読めるようになる。また、応急対応について正しい行動がとれるようになる。自分で講義ノートを作成し、免疫学の重要事項を説明できる。

成績評価の方法および基準

 講義ノートの作成を義務づける。レポート提出、出席状況を成績に加える。
 筆記試験はおおむね80%の比重とする

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『これならわかる 免疫学』ISBN978-4-8163-4944-7を用います。購入してください安保徹著ナツメ社 
参考文献

準備学修の内容

 授業前に各項目について、予習しておいてください。

その他履修上の注意事項

 ノートをとる習慣をつけましょう。特に黒板に書いたこと以外でも、講義の中のポイントとなる事柄の記録をつける努力をしてください

授業内容

授業内容
第1回 講義の概要説明・大学生が健康で生活するために必要な生物と微生物免疫の知識(プリント配布)
第2回 侵入者を撃退する防衛 システム免疫と感染症
第3回 防御を担う血液細胞  白血球
第4回 免疫組織
第5回 自然免疫と獲得免疫
第6回 異物を認識する機構 免疫寛容 抗原提示
第7回 抗原抗体反応 サイトカイン
第8回 ワクチンと予防接種
第9回 自律神経と免疫   免疫に影響を与える因子
第10回 免疫と関連する検査 アレルギー反応
第11回 自己免疫疾患と免疫
第12回 免疫低下と疾患
第13回 様々な疾患と免疫Ⅰ
第14回 様々な疾患と免疫Ⅱ
第15回 学習のまとめ:総合的に問題を解く