基礎フランス語Ⅶ
担当者ボォ・小林 シルヴィ教員紹介
単位・開講先必修  1単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングFRE-107

授業の概要(ねらい)

 この授業は「ヨーロッパ共通参照枠組み」に準拠した最も易しいレベル(A1)の達成を目指すための総合的フランス語入門コースです。2人のネイティブ教員のもとで,週に4回同じ教科書に沿って「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの能力を総合的に徐々に学んでいきます。

授業の到達目標

 自分自身の日常生活や身近なテーマについて,簡単なフランス語で,相互に働きかけ合うことを目標とします。4つの能力を総合的に練習し,「ヨーロッパ共通参照枠組み」で定められているA1レベルを目指します。つまり,最低限必要なことを行うための,よく使われる日常的表現やごく簡単な言い回しを理解し,用いることができるようになることを目指します。自分や他人を紹介することができ,個人的な質問(住んでいる場所,知り合い,持ち物など)について質問をしたり,答えたりできるようになります。相手がゆっくり,はっきり話してくれ,協力的であれば,簡単なやりとりができます。
 1年間で最低限DELF A1レベル(仏検3級)のフランス語能力を身につけることが可能に!

成績評価の方法および基準

 ・宿題,書き取り(Dictée),その他の小テスト・提出課題:約30%。
 ・期末試験:約40%。
 ・出席点:約30%。
 尚,出席点に関しては,減点方式をとり,五回の欠席で不合格となります。遅刻は二回で欠席扱いとなります。遅延証明は二回まで認めます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『Interactions 1 - Niveau A1.1』,ISBN : 978-2-09-038699-8Gael Crépieux, Olivier Massé, Jean-Philippe Rousse著CLE International
教科書『Interactions 2 - Niveau A1.2』,ISBN : 978-2-09-038701-8Gael Crépieux, Olivier Massé, Jean-Philippe Rousse著CLE International
参考文献

準備学修の内容

 当然ながら,授業の内容を次の授業までに復習すること。復習・語彙・書き取りの小テストを頻繁に行います。
 また,耳をできるだけ早くフランス語の音に慣れさせるために教科書についている音源を各自聞くこと。音源をスマホなどに入れ,長い通学時間を賢く利用しましょう!

その他履修上の注意事項

 言語というものは,他の科目と違い,教科書や他人のメモを見るだけで覚えられるものではないので,欠席すると大変なことになってしまいます。フランス語は自分で聞いて理解し,自分で口にし,はじめて身に付くものなので,毎回授業に積極的に参加することは最も重要なことで成功への鍵です。
 日本語と比べて,フランス語の方が子音と母音が多いので,授業中(と放課後),日本語のカナによる発音表記は絶対やめましょう。フランス語の発音と綴りを少しずつセットで一気に覚えていきましょう。
 授業中,頻繁に質問に答えたり発言したりすることがありますので,そのつもりで積極的に授業に参加しましょう!
 尚,授業の進み具合によって,上記の内容と授業計画を変更することもあります。

授業内容

授業内容
第1回 チャットとフォーラム
第2回 クラスメートの情報カードをつくる
第3回 再会する/連絡先を交換する/謝る,安心させる
第4回 意見を言う/賛成する,反対する
第5回 持ち物や欲しいものについて尋ねあう
第6回 あることについてたずねる・場所を示す
第7回 アパートの広告
第8回 ある街やある地方を描写する
第9回 予定を言う
第10回 駅窓口での切符の予約/訂正し,謝る
第11回 パーティを企画する
第12回 Parler de sa famille proche
第13回 Affiche d'un club de sport
第14回 Un menu
第15回 まとめと試験