伝統文化概論Ⅱ
担当者コルネーエヴァ スヴェトラーナ教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングJLT-104

授業の概要(ねらい)

 前期の講義に引き続き、日本の伝統的な文化を構成している諸要素を具体的に取り上げ、現代における伝統(古典)文化の位置づけと役割を考える。後期は芸能と茶の湯を中心に伝統文化のあり方を考察していく。伝統文化と伝統社会を見つめ直すことで、これからの日本の社会を考えるうえでのヒントを探る。できる限り映像資料を活用し、理解を助ける。授業形態は講義を中心としているが、受講生が関心をもつテーマについては授業中、短時間のグループ議論を行う予定である。
 テーマによっては、その分野に精通している専門家を外部講師としてお招きすることを予定している(詳細は講義中に案内する)。
 なお、講義内容は必要に応じて変更することがある。

授業の到達目標

 ・本講義で取り上げた事項ついての知識を修得し他者に説明できる
 ・現代における伝統的な文化の位置と意義について考察を深め、自分の考えをまとめられる

成績評価の方法および基準

 平常点(授業への積極的な参加、授業内の小レポートなど)20%、中間テスト30%、レポート50%からなる総合評価
 *出席率は3分の2以上を単位の条件とする(公欠を除く)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特定の教科書を使用せず、教員がプリントを用意し配布する。
参考文献は講義中に随時紹介する。
参考文献

準備学修の内容

 ・講義ごとの内容を復習する
 ・必要に応じて、教員が事前に配布する資料を一読し、予習する

その他履修上の注意事項

 継続的・積極的な受講を期待する。

授業内容

授業内容
第1回講義の概要 前期の復習
第2回文化の「型」と「道」
第3回伝統芸能の成立と変遷(能・狂言、文楽)
第4回伝統芸能の成立と変遷(中央歌舞伎)
第5回農村歌舞伎
第6回茶道の歴史
第7回茶人
第8回茶道の作法、茶会
第9回茶菓子
第10回茶道に関連する映像の鑑賞
第11回香道
第12回日本の庭園
第13回折紙
第14回伝統工芸
第15回総まとめ