動物考古学Ⅱ
担当者植月  学教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [史学科]
科目ナンバリングARC-216

授業の概要(ねらい)

動物考古学とは遺跡から出土する動物遺体(貝殻や骨など)をもとに、過去の生活や環境を研究する学問分野です。本講義では具体的な研究事例をもとに、動物考古学の方法論や課題について解説します。

授業の到達目標

・動物との関係という新たな視点から歴史を捉え直すことで、現代やこれからの社会について考える力を身につける。
・考古学的な手法により、過去の生業や環境を研究する方法を理解する。

成績評価の方法および基準

平常点:中間試験40%、期末試験:60%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

毎回資料を配付しますので、中間、期末試験に向けて復習をしておいてください。

その他履修上の注意事項

考古・歴史、生物の両方に関係するテーマを取り上げます。なるべく予備知識がなくても理解できるように進めますが、幅広い関心を持って臨んでください。
前期の動物考古学Iを受講しているとより理解しやすいはずです。IIでは縄文時代など主に先史時代を扱います。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回狩猟の起源
第3回狩猟と採集
第4回縄文時代の狩猟
第5回貝塚の考古学
第6回物の動き(1)貝類
第7回物の動き(2) 魚類
第8回物の動き(3) 哺乳類
中間試験
第9回生物分布の変化
第10回生業の季節性
第11回動物資源利用と定住性
第12回動物資源利用と人口変動
第13回化学で探る食生活
第14回貝と骨の道具
第15回期末試験とふりかえり