担当者 | 玉井 昇 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)] | |
科目ナンバリング | ASI-101 |
オセアニア地域の文化や社会について取り上げます。そもそも、日本では他地域に比べオセアニアの学習機会に恵まれているとは言い難い状況です。しかし、他方で、オーストラリアやニュージーランドはもちろんのこと、ハワイやグアム、タヒチやニューカレドニアなど、この地域は日本人観光客にとって人気の渡航先の一つです。手始めに、そんなオセアニアの歴史や一般事情を理解したうえで、オーストラリアを取り扱います。同国の特徴的な風土や文化を学び、社会問題についても理解を深め、日本やアジアとの関係についても考えていきます。また、受講者数やニーズにも加味して、可能であればグループワークなども導入する予定です。
①オセアニア地域全体の歴史や現在の概略を説明できる
②オーストラリアの文化と社会の概要を説明できる
③オーストラリアにおける文化と社会的課題について指摘できる
授業に対するリアクションペーパー(30%)、期末試験(70%)の割合で評価し、その基準は以下の通りです。
S(90点以上)=上記の到達目標のすべてをすぐれた水準で達成。
A(80点以上)=上記の到達目標のすべてを一定の水準で達成し、2つをすぐれた水準で達成。
B(70点以上)=上記の到達目標のすべてを一定の水準で達成し、1つをすぐれた水準で達成。
C(60点以上)=上記の到達目標のすべてを一定の水準で達成している。
F(59点以下)=上記の到達目標の一つ以上を一定の水準で達成できていない。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし(プリント配布) | ||
参考文献 | 主なものは以下参照、その他適宜紹介します。 | ||
参考文献 | オーストラリアを知るための58章 | 越智道雄(著) | 明石書店 2011 |
参考文献 | オーストラリア入門 | 竹田いさみ(他著) | 東京大学出版会 2007 |
参考文献 | オーストラリアの歴史-多文化社会の歴史の可能性を探る | 藤川隆男(編) | 有斐閣 2004 |
参考文献 | オセアニア史 | 山本真鳥(編) | 山川出版社 2008 |
配布プリントを参考に、次回の授業で取り扱う専門用語等を事前に調べておくこと。授業のはじめに、前回の授業内容に関する質問に答えてもらう予定なので、十分に復習を行うこと。
歴史、地理、文化など、オセアニアの一般事情を理解することに加え、地域の直面する社会問題を論理的に分析してみたい人に適しています。そのためにも、受講生の人数やニーズに応じて可能であれば、ワークショップなど課題解決型のアクティブラーニングも導入していく予定です。各回の授業内容はあくまでも目安です。受講生の理解度や関心も加味し、適宜修正していきます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス―受講の心得、講義内容の説明、オセアニア研究の意義と目的 |
第2回 | オセアニア地域の全体的概要 |
第3回 | 先住民アボリジニの歴史と伝統文化 |
第4回 | 「オーストラレイジア」の歴史 |
第5回 | オーストラリア連邦形成と白豪主義 |
第6回 | 二つの世界大戦とオーストラリア |
第7回 | ヨーロッパ的国家からアジア太平洋的思考への変貌 |
第8回 | 多文化社会への挑戦 |
第9回 | 現代オーストラリアの政治動向 |
第10回 | 現代オーストラリアの経済事情 |
第11回 | 現代オーストラリアの大衆文化 |
第12回 | 現代オーストラリアのスポーツカルチャー |
第13回 | 現代オーストラリアの観光事情 |
第14回 | 世界とオーストラリア、豪日関係 |
第15回 | まとめ―21世紀におけるオーストラリアの展望、定期試験へむけて |