税務会計論Ⅰ
担当者土幸 泰樹
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングACC-303

授業の概要(ねらい)

 税務会計とは法人税等の課税所得を計算するための会計であり、一般的には制度会計の一類型として理解されています。わが国の企業は確定した決算を基に法人税法上のルールに則った課税所得を計算し法人税の申告を行っています。本講義では初学者向けとして、まず確定した決算の基となる企業会計について学ぶことで法人税課税所得計算の基礎を習得します。

授業の到達目標

・企業会計に関する理解する。
・決算書について理解する。
・法人税の計算基礎について理解する。

成績評価の方法および基準

授業への貢献度を20%程度、レポートを80%程度にして評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献現代税務会計論成田秀男[監修]坂本雅士[編著]中央経済社

準備学修の内容

新聞やインターネット等で税について調べてみてください。

その他履修上の注意事項

税制改正情報を把握してきてください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
税務会計の意義について解説をします。
第2回企業会計の概要について解説をします。
第3回企業会計の経済取引及び簿記について解説をします。
第4回損益会計について解説をします。
第5回財務諸表の概要について解説をします。
第6回貸借対照表の概要について解説をします。
第7回損益計算書の概要について解説をします。
第8回税務会計の沿革について解説をします。
第9回課税所得の計算構造(1)
確定決算主義について解説をします。
第10回課税所得の計算構造(2)
企業会計と課税所得計算について解説をします。
第11回課税所得の計算構造(3)
別段の定めと租税特別措置法について解説をします。
第12回課税所得の計算構造(4)
税務調整について解説をします。
第13回課税所得の計算構造(5)
益金の範囲について解説をします。
第14回課税所得の計算構造(6)
損金の範囲および資本等取引について解説をします。
第15回総まとめを行います。