担当者 | 清水 惠子 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
AIなどコンピュータ技術の発展により、今後、多くの仕事はITで処理されます。新たにAIなどの新技術が提供する情報を利用できる能力が求められる仕事が登場してくるでしょう。
財務会計を学ぶ人の将来はどうでしょうか?財務諸表は、法令や規則に従って作成される制度の会計です。単に会計処理や仕訳を覚えるだけではなく、財務諸表の元になる法律やガイドラインを理解して、会計処理の意味を知り、単なる作業者ではなく、自ら判断し行動していく能力が求められるでしょう。
この演習では、なぜ、このような会計処理や記載をしているのか、その根拠はどこにあるのかを考えるために計算書類規則や財務諸表規則ガイドラインと関連する法規、連続意見書等を読み解きます。また、基本となる会計的な考え方を学習します。財務諸表論で学んでいる内容は、どこにどのように記載されているのかを授業の中で確かめます。なぜ、どうしてなのかを、追及していく学習を目指します。
個人学習として各自で当たられ課題について関連する規則等についてのまとめを発表します。
・まず、規則等を把握し、財務諸表の基になる規則を自分で検索できるようになることです
・次に条文、規則を読んで内容を説明できるようになることです。
・さらに財務諸表を元に目標とする売上や経営状態を実現するためのアクションプランを考えることができるようになることです。。
授業への貢献度50%、発表レポートの内容50%
*授業への貢献度判定はLMSへの課題提出で行います。
*授業での全課題の期限内の提出が原則です。提出がない場合、提出があっても内容に不備があれば減点になります。
*最終レポートの提出がない場合は、D判定です。
*単に提出しても内容が不足であれば未提出と同等に判定されます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『新版会計法規集第11版』 | 中央経済社 編 | |
教科書 | 『財務会計・入門第13版』 | 桜井勝久・須田一幸 | 有斐閣アルマ |
参考文献 | 『財務会計講義第21版』 | 桜井久勝 | 中央経済社 |
・関連する規則やガイドライン等を自主的にまとめてください。
・LMSの補助資料を基に準備をしてください。
LMSの個人情報の登録から自分のメールアドレスを登録してください。連絡に必要です。
LMSの課題のコメントに対して修正をして再提出をしてくだい。
LMSの課題から個別に質問をしてください。
WORDが使えることが必須です。
LMSでの課題の提出をもって出席となります。
自分で条文を検索する。また、自分で図書館等で本を選択して学習し、それを提出することが、前提です。
*授業は段階を踏んで進んでいきます。講義を一部飛ばすと特に後半は途中が抜けることになります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーションと復習 |
第2回 | 法定された財務諸表について、その根拠となる規定について学びましょう。 自分で条文を読んで考えてみましょう。テキスト202頁から205頁 |
第3回 | 企業の損益計算書の見方と関連の規則を学びましょう。 会社計算規則 損益計算書等 財務諸表規則 |
第4回 | 企業の貸借対照表の見方と関連の規則を学びましょう。 会社計算規則貸借対照表 財務諸表規則 |
第5回 | 財務諸表による経営分析 企業外部の人は、財務諸表で分析する。 |
第6回 | 損益分岐点分析を学びましょう。 原価計算規則 |
第7回 | テキスト69頁から 棚卸資産、商品の評価が利益に及ぼす影響を学びましょう 企業会計基準第9号 |
第8回 | テキスト112頁から 固定資産の重要性について学びましょう。減損に関する会計基準 |
第9回 | 資本等変動計算書について学びましょう。企業会計基準第6号 |
第10回 | 自分の今後の学習の在り方を検討し,研究テーマを決めましょう |
第11回 | テーマについて、最低3つ以上の資料を調べましょう。 |
第12回 | 選択した論点について書きましょう |
第13回 | 自分はどう考えるか書きましょう |
第14回 | 選択した論点についての修正を実施します。 |
第15回 | 全体のまとめと復習を行います。 |