貿易論Ⅱ
担当者比佐 優子教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECP-204

授業の概要(ねらい)

 国際貿易とは、異なる国の間で行われる財・サービスの交換のである、外国への材・サービスの販売である輸出と外国からの財・サービスの購入である輸入を通じて様々な商品を交換している。21世紀の初頭、財・サービスの貿易、労働者の移動、資金の流出入、国境を越えた投資を通じて各国の結びつきは今まで以上に、急速に緊密になっている。このことは我が国の経済統計を見ても明らかなように、これまでになく国際経済との相互依存の関係が高まっている。
 後期の「貿易論Ⅱ」では、前期で学んだ理論をもとに、日本の貿易構造の変化やその諸政策について取り上げ、考察をおこなう。後期の「貿易論Ⅱ」では、前期で学んだ理論をもとに、日本の貿易構造の変化やその諸政策に取ついてり上げ、考察をおこなう。そのため「貿易論Ⅱ」はミクロ経済学および貿易論Ⅰの内容を習得してあることが重要であり、これを前提に行う。
 貿易政策について学び、国際貿易のルールや、南北貿易、フェアトレード、保護貿易、多国籍企業や日本企業の海外進出、地域貿易協定と新たな国内産業の動きなどの最新のトピックを広範囲に取り上げている。これらの問題を前期で習得した貿易理論を応用させ、政治経済学的な分野についても範囲を広げ様々な問題についての検証をおこなう。また貿易データの発表、ニュースなどをみて、新型コロナウィルスの影響についても取り上げる。

授業の到達目標

 国際貿易に関する基礎的な理論と統計データに基づく現状について広く学ぶ。そして急速な国際環境の変化に対する企業の取り組み、政府の支援について理解し、その是非について、それぞれが考え、自身の意見を持てるようになることを目標とする。 現代の様々な貿易摩擦について理解を深める。

成績評価の方法および基準

 中間と期末の学力確認テストの合格、毎回の簡単な小テスト、視聴覚教材の視聴しての感想などの課題などがそろわないと、単位習得はできません。どの課題にも最低合格点あります。教科書は必ず先に購入してください。毎回の講義、小テストに必要です。その際に『国際経済学をつかむ』の第二版を購入してください。視聴覚教材は基本無料の動画を指定しますが、なかには有料となるものもあります。NHKの番組やガイアの夜明けなどです。この点を了承してください。成績評価には不可欠です。必ず視聴してください。貿易データの発表、ニュースなどをみて、新型コロナウィルスの影響についても取り上げるため、内容の変更が予想されます。履修修正期間で登録する学生は、別途課題の提出があります。
 6. その他履修上の注意事項、をよく読んでください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書(2018)『国際経済学をつかむ』(第二版) 有斐閣石川 城太・菊地 徹・椋 寛有斐閣
参考文献『経産白書』各年版経済産業省(経済産業省)
参考文献『中小企業白書』各年版中小企業庁(中小企業庁)

準備学修の内容

 ミクロ経済の復讐。アメリカ、日本、中国、TPPなどEPAに関する貿易に関する新聞記事、ドキュメンタリーなど国際貿易に関する記事や映像をもとにレポートにまとめること。

その他履修上の注意事項

 最初のガイダンスは必ず受けてください。中間と期末の学力確認テストの合格、毎回の簡単な小テスト、視聴覚教材の視聴しての感想などの課題などがそろわないと、単位習得はできません。どの課題にも最低合格点あります。教科書は必ず購入してください。毎回講義に必要です。その際に『国際経済学をつかむ』の第二版を購入してください。視聴覚教材は基本無料の動画を指定しますが、なかには有料となるものもあります。NHKの番組(1回220円程度)やガイアの夜明け(詳しくは東京テレビのオンディマンドを見てください)、映画(MELICで館内視聴可能。もしくは有料チャンネルで配信)などです。各自環境を整え、視聴してください。成績評価には不可欠です。必ず視聴してください。この点を了承してください。
 また、貿易データの発表、ニュースなどをみて、新型コロナウィルスの影響についても取り上げるため、内容の変更が予想されます。履修修正期間で登録する学生は、別途課題の提出があります。

授業内容

授業内容
第1回講義は概ね以下のような内容を予定している。中間テスト、課題は進捗をみて行うため、時期は不定。受講者の状況をみて、理解をより深めるため、また新型コロナのデータや特集などの貿易への影響の資料の発表をみて、内容や順序を見直す場合がある。授業ガイダンス
第2回 国際貿易のルールと貿易交渉:GATTについて
第3回 国際貿易のルールと貿易交渉:WTOについて
第4回 先進国と途上国の貿易:南北貿易とコーヒー (視聴覚教材含む)
 
第5回 先進国と途上国の貿易:南北問題と援助問題
第6回 アンチダンピング
第7回 セーフガード
第8回 中間テスト (変更有)
第9回 日本の貿易:保護政策と新たな動き (視聴覚教材含む)
第10回 地域貿易協定:FTAとCU
第11回 地域貿易協定:TPPと日本を取り巻く環境 (視聴覚教材含む)
第12回 日本の貿易の新しい動き:保護貿易と新たな動き 
第13回 日本と世界の貿易(1)サービス産業(視聴覚教材含む)
第14回 日本と世界の貿易(2)農業における新しい動き(視聴覚教材含む)
第15回 期末テスト