刑法総論Ⅰ
担当者増田 隆教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングCRL-101

授業の概要(ねらい)

 「およそ犯罪が成立するためには、どのような要件を充足する必要があるのか?」、すなわち、犯罪の一般的成立要件について、実際の裁判例を可能な限り多く紹介しながら、わかりやすく説明したいと思います。政治学科の学生向けの授業なので、細かい解釈論よりも、学説の歴史的流れを重視して学びます。

授業の到達目標

 ①刑法学は、他の法分野よりも学説の対立が激しく、難解だと言われますが、
 教科書を通読して自習する習慣を身につけてもらうこと。

成績評価の方法および基準

 筆記試験(60%)及び平常点(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『刑法総論』(4版:2018年)高橋則夫成文堂
教科書『刑法判例百選Ⅰ -- 総論』(7版:2014年)山口厚ほか有斐閣
参考文献

準備学修の内容

 教科書の該当箇所を通読してください。

その他履修上の注意事項

 知識の単なる丸暗記に終始することなく、「なぜ?」と自問する探求心を、刑法を素材に身につけてもらいたいと思います。授業に出席して学ぶことはもちろんのこと、他人と場所及び時間を共有していることを常時意識して、私語を慎む等各自自覚してください。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 刑法学の基礎
第3回 罪刑法定主義(1)
第4回 罪刑法定主義(2)
第5回 犯罪論体系
第6回 構成要件論
第7回 実行行為論
第8回 因果関係論(1)
第9回 因果関係論(2)
第10回 不作為犯論
第11回 故意論
第12回 事実の錯誤(1)
第13回 事実の錯誤(2)
第14回 事実の錯誤(3)
第15回 復習