法学概論Ⅰ
担当者野間 小百合
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングFUL-101

授業の概要(ねらい)

法学を専門とすることを志すものを対象に、社会と法の繋がりを意識した授業を行います。「経済活動と法」をテーマに、主として民事法領域の問題に取り組みます。授業の進め方は、前回の復習を行った後、今日のテーマの論点を教科書に基づいて解説します。その後、問題の演習を行います。また、昔話法廷の題材を取り入れクリティカルシンキングを行います。

授業の到達目標

社会と法の繋がりを身近に感じてもらうことを到達目標としています。また、グループでのディスカッションや発表などへの積極的な参加を通じて、社会に出ていくための素養を身に着けてもらいたいです。

成績評価の方法および基準

1.授業の成績は、授業貢献・レポートの提出等30%(少なくとも2回に1回程度出席課題としての練習問題を実施する予定です)、期末試験70%で評価します。
2.「知的能力・技能の定着」は主として授業内の練習問題及びレポート、「知識・理解の定着」は主として期末試験で評価することとします。 授業に積極参加する者は高く評価します。
なお、全体の授業の1/3以上欠席の場合にはいかなる理由があっても単位を認定しません(出席課題等の提出は必ず行ってください)。
3.学期末試験の詳細についてはガイダンス時に提示します。就活でやむを得ず欠席する場合には、12回目までに申し出てください。試験終了後にお問い合わせ頂いてもご希望に沿えません。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『商業355. 経済活動と法』[新訂版]長瀬二三男東京法令出版
教科書『商業355. 経済活動と法ワークブック』[新訂版]東京法令出版
参考文献

準備学修の内容

授業で行った演習問題の復習が望まれます。

その他履修上の注意事項

教科書ワークブックは授業で使用しますので必ず各自で用意してください。
※教科書ワークブックは購入してください。
※配布資料はLMS上で各自で印刷して参照してください(LMS上にある資料は配布しませんのでご了承ください)。
オンラインでの試験では教科書ワークブック等を参考にしても構いません。
出席日数は2回に一回の練習問題や提出物等により判断しますので必ず提出物はLMS上で提出するようにしてください。出席日数が不足したことへの配慮は一切しません。毎週のLMS上の講義内容は必ず確認してください。オンラインでの期末試験は期日に余裕を設けていますので、試験期間以外での試験の実施、期限後のレポートの提出も認めませんので、以上の点を御理解の上登録してください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回法の適用と解釈(P8-9)
第3回権利と義務(P12-13)
第4回練習問題・昔話法廷①「赤ずきん」裁判
第5回権利・義務の主体と権利能力(P14-15)
第6回行為応力と制限行為能力者制度①(P16-17)
第7回練習問題・昔話法廷②「ブレーメンの音楽隊」裁判
第8回行為応力と制限行為能力者制度②(P18-19)
第9回無効と取り消し(P20-21)
第10回練習問題・昔話法廷③「さるかに合戦」裁判
第11回法人(P22-23)
第12回物権と債権(P24-25)
第13回昔話法廷④「ヘンゼルとグレーテル」裁判
第14回物権の保護①(P26-27)
第15回まとめ
※なお、半期に2回程度ゲストスピーカーによる講義を実施する場合もあります