担当者 | 高木 暢亮教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | ARC-404 |
春期の授業では実際に土器を製作したが、秋期は春期の授業内で作った土器の図化(実測図の作成)を中心に授業を進めていく。考古資料は写真や拓本といった方法で提示されるが、その中でも最も一般的なものが実測図による図示である。実測図は「実測」という言葉からも分かる通り、単なるスケッチではない。資料を精確に計測して図化したもので、計測の仕方や図化の仕方にも決まったやり方がある。この授業では、実測図作成の手順を身につけることがねらいとなる。また、実際に遺跡から出土する土器は多くの場合破片の状態であり、完全な形で出てくることはほとんどないので、実測図の作成の前に破片をつなぎ合わせて復元する接合という作業が必須となる。授業内でもまず最初に土器を壊して破片の状態にし、それを接合して復元するところからスタートする。15回の授業うち前半は復元作業、後半は実測図の作成作業が中心となる。
1.土器の復元作業に関する基礎的な知識を学ぶ。
接合による土器の復元に関する基礎的な知識を学ぶことが目標となる。
2.実測図作成に関する基礎的な知識を学ぶ。
実測図を作成する際の計測方法や、図化の方法などの基礎的な知識を学ぶことが目標となる。
履修者は最低1点の土器実測図を提出すること。授業に取り組む姿勢と実際の作業を通してどの程度知識を習得したかによって成績を評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
2Hと3Hの鉛筆をそれぞれ1本ずつ用意すること。実測図を作成する際に必要となる。
机に向かって勉強するというよりは、実際に手を動かす作業が中心となるので、そのつもりで授業に臨むこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 土器の接合1回目 |
第3回 | 土器の接合2回目 |
第4回 | 土器の接合3回目 |
第5回 | 土器の接合4回目 |
第6回 | 土器の接合5回目 |
第7回 | 土器の接合6回目 |
第8回 | 土器の実測1回目 |
第9回 | 土器の実測2回目 |
第10回 | 土器の実測3回目 |
第11回 | 土器の実測4回目 |
第12回 | 土器の実測5回目 |
第13回 | 土器の実測6回目 |
第14回 | 土器の実測7回目 |
第15回 | 土器の実測8回目 |