日本史籍講読6-Ⅳ
担当者山下 須美礼教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-412

授業の概要(ねらい)

幕末維新期に記された史料をテキストとして、史料の読解力を養い、史料の背景にある時代状況や地域の在りようについて調査し、考察する力を身につける。史料は、戊辰戦争時の諸藩の記録を取り上げる。各自一つの史料(一つの藩)を担当して、段階的に3回発表を行うことで内容の理解を深めるとともに、調査方法を自ら探索していく。他の受講者の担当史料についても、自分の担当箇所と対照させながら互いに活発に議論を行い、それぞれの大名家・地域社会における対応の諸相を考察することで、幕末維新期に対する理解を深める。

授業の到達目標

近世史料の読解力を養うとともに、関連する史料や文献の探し方、調べ方を習得する。

成績評価の方法および基準

①予習に基づいた、毎回の授業への参加度(20%)
②発表担当の際の準備度合いおよびその発表内容(60%)
③秋期末に提出するレポートの内容(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献図録 古文書入門事典若尾俊平柏書房
参考文献戊辰戦争の新視点 世界・政治奈倉哲三, 保谷徹, 箱石大吉川弘文館
参考文献戊辰戦争の新視点 軍事・民衆奈倉哲三, 保谷徹, 箱石大吉川弘文館
参考文献戊辰戦争の史料学箱石大勉誠出版
参考文献戊辰戦争 戦争の日本史18保谷徹吉川弘文館
参考文献シリーズ藩物語 [別冊] それぞれの戊辰戦争佐藤竜一現代書館

準備学修の内容

発表者が担当する史料について、各自で読み方や意味を調べ、文意と内容を把握して授業に臨む。必要に応じて他の史料や参考文献にあたり、背景となる政治や社会状況についても説明できるようにする。授業内で配布するプリントで、読み方や内容をチェックする。

その他履修上の注意事項

・毎回の予習は必須である。
・史料の読み方や内容を確認し、分からないところをはっきりさせた上で授業に参加すること。
・質疑応答への参加も必須。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(テキスト・参考文献の紹介・授業の進め方・評価の仕方)
第2回プレ発表①:担当する史料の概要
第3回プレ発表②:担当する史料の概要
第4回プレ発表③:担当する史料の概要
第5回本発表①:史料の読解と調査・考察の報告
第6回本発表②:史料の読解と調査・考察の報告
第7回本発表③:史料の読解と調査・考察の報告
第8回本発表④:史料の読解と調査・考察の報告
第9回本発表⑤:史料の読解と調査・考察の報告
第10回本発表⑥:史料の読解と調査・考察の報告
第11回本発表⑦:史料の読解と調査・考察の報告
第12回補足発表①:本発表の補足
第13回補足発表②:本発表の補足
第14回補足発表③:本発表の補足
第15回授業のまとめとレポート提出