ロシア文化論Ⅰ
担当者中尾 泰子
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 2016年度以前入学]
科目ナンバリングEUS-107

授業の概要(ねらい)

 1860年代から1920年代までのロシア(ソビエト連邦)の文化状況を中心に扱う。文学、絵画、映画、音楽、バレエなどを切り口に、社会主義革命を経てスターリン時代に至るまでの動乱の時代に生きた芸術家たちの姿に迫る。授業内では積極的にDVD、画集を鑑賞したい。授業の終わりには数回短いレポート(レスポンス・シート)を提出してもらう。なおロシア語の知識は必要としない。

授業の到達目標

 1.ロシア(ソビエト連邦)の文化について理解を深める。
 2.芸術を様々な角度から批評する力を身につける。

成績評価の方法および基準

 レスポンス・シート50%、期末テスト50%。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 随時プリントを配布する。
参考文献 『集英社ギャラリー[世界の文学]13ロシアⅠ』
参考文献 『集英社ギャラリー[世界の文学]14ロシアⅡ』

準備学修の内容

 メディアライブラリーセンター等を積極的に活用し、講義で取り上げる内容について確認しておくこと。

その他履修上の注意事項

 文化・芸術に関心のある学生に受講してもらいたい。授業中の私語は厳に慎むこと。注意を受けても従わない学生には退室してもらう。なお、レスポンス・シートを提出できなかった場合、いかなる理由にも配慮しないので、就職活動、部活動に関する証明書も受理しません。また、受講者が確定次第、教員が作成する座席表に従って着席のこと。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
第2回 1860年代から革命前夜のロシアⅠ:1860年から1930年までの政治・社会および芸術の動向
第3回 1860年代から革命前夜のロシアⅡ:ドストエフスキー
第4回 1860年代から革命前夜のロシアⅢ:トルストイ
第5回 1860年代から革命前夜のロシアⅣ:チェーホフ
第6回 1860年代から革命前夜のロシアⅤ:ガルシン
第7回 1860年代から革命前夜のロシアⅥ:バレエ・リュス
第8回 革命からスターリン時代までⅠ:ブローク
第9回 革命からスターリン時代までⅡ:エイゼンシテイン
第10回 革命からスターリン時代までⅢ:アフマートワ
第11回 革命からスターリン時代までⅣ:マヤコフスキー
第12回 革命からスターリン時代までⅤ:フレーブニコフ他
第13回 革命からスターリン時代までⅥ:ゴンチャロワ、ラリオーノフ、マレーヴィチ
第14回 革命からスターリン時代までⅦ:ロトチェンコ、ステパーノワ
第15回 まとめとテスト