担当者 | 大野 貴司教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-334 |
本講義では、経営者などの取締役、従業員を含む企業を取り巻く多様なステークホルダーが企業を統治し、倫理・道徳的にも経営手法的にも正しい経営を実現していくことを目指す企業経営上の仕組みであるコーポ―レートガバナンスについてその背景と理論、現状や課題など、多面的な観点から講義をしてきたい。また本講義では、コーポレートガバナンスを考えるにあたり、その前提となる企業社会論や企業倫理についても取り上げる予定である。
・コーポレートガバナンスに関する基礎~応用的な理論を習得すること。
・経営理念・CSR・企業倫理に関する代表的な理論について説明できるようになること。
・企業における社会性と倫理性をいかに企業成長、企業価値の向上に繋げていくかを自分なりに提言できるようになること。
・期末試験扱いレポート 25%
・毎回の小テスト(1回5点×15回) 75%
※ 20分以内の遅刻は2点減点。
※ 20分以上の遅刻は5点減点。
※ 許可なきスマートフォン利用及び内職は一度目は注意、二度目の注意は2点減点、三度目の注意以降は5点減点とする。ただし、留学生など分からない用語を調べている可能性もあるので、多少の「様子見」はする。
※ 私語は一度目は注意。二度目の注意は2点減点、三度目の注意は5点減点とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない。 | ||
参考文献 | 入門企業と社会 | 佐々木利廣・大室悦賀 | 中央経済社 |
参考文献 | よくわかるコーポレート・ガバナンス | 風間信隆 | ミネルヴァ書房 |
準備学習:毎回講義の最後に、次回の講義のキーワードを紹介するので、自分でキーワードを調べ、その内容をまとめ、分からなかった部分について明らかにした上で講義に臨むこと。
事後学習:返却された小テストの間違った部分を確認した上で、正答を調べ、講義内容への理解を深めておくこと。
・本講義は、コーポレートガバナンス論Ⅰの知識を前提としているので、履修に際しては「コーポレートガバナンス論Ⅰ」の単位を取得済みであることが望ましい。コーポレートガバナンス論Ⅰ未履修で本講義からの受講者はコーポレートガバナンス論Ⅰのシラバスを読んだうえで、参考書として紹介されている書籍を購入した上で、当該講義で取り扱っているトピックについて自分で学習しておくこと。コーポレートガバナンス論Ⅰで取り扱ったトピックについては全員が理解していることを前提に講義を進める。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション、コーポレートガバナンスとステークホルダー |
第2回 | 戦後からバブル崩壊までの日本企業におけるコーポレートガバナンス(メインバンク制と株式相互持合い) |
第3回 | バブル崩壊以降の日本企業におけるコーポレートガバナンス |
第4回 | エンロン事件とアメリカ企業のコーポレートガバナンス |
第5回 | 企業不祥事①(経営者主導型) |
第6回 | 企業不祥事②(現場発生型) |
第7回 | 経営理念 |
第8回 | 企業倫理 |
第9回 | CSR |
第10回 | ダイバーシティ・マネジメント |
第11回 | IR |
第12回 | 同族企業のマネジメント |
第13回 | 持株会社のマネジメント |
第14回 | 多角化戦略とコーポレートガバナンス |
第15回 | 企業価値の向上 |