授業の概要（ねらい）

　今日、不規則な食事や栄養の偏りなどにより、児童・生徒においても肥満や生活習慣病の増加が問題となっている。生涯を健康に過ごす上で、子どものときからよりよい食習慣を形成する食育の果たす役割は大きい。
　この授業では、食や栄養に関する実習、食生活の課題に関するディスカッション、食生活改善のための分析と献立作り等のグループ活動、食育の模擬授業の実践等を通して、学校などで食育を推進していくための指導力を育成する。

授業の到達目標

　・現代日本の食生活の課題について、事例を挙げて他者に説明することが出来る。
　・望ましい食生活について理解し、グループワークにより食生活改善計画を立てて実習し、自己の生活に活用することができる。
　・学校などで食育を実践するための指導案を作成し、模擬授業を行うことができる。

成績評価の方法および基準

　授業への参加状況・授業ポートフォリオ30％、レポート課題30％、模擬授業20％、試験20％の割合で評価する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　・授業の中で出される準備学修課題（食物アレルギー、鉄欠乏性貧血、生活習慣病など）について解説文を作成すること
　・関心を持った食生活上の問題について調べ、レポートや模擬授業の指導案を作成すること。

その他履修上の注意事項

　・日常的に食生活や食に関心をもち、進んで調べる姿勢をもつことが必要である。また、さまざまな角度から食について考えたり話し合ったりする積極性と、それを模擬授業に具体化する創意工夫力の発揮を期待したい。

授業内容