担当者 | 藤田 敏明教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [外国語学科 2016年度以前入学] | |
科目ナンバリング | HEA-201 |
「批評論」とはどういうことか。定義しにくいが、とりあえずこの講義においては「文化事象を相対的、批評的に考える精神を涵養する」「自分自身、あ予備自分の所属する文化文明圏で理解するものより広い視野」を身に着ける訓練の場であると位置づける。それを前提として、西洋――基本的にはヨーロッパおよびアメリカーーの、「批評」のいくつかの事例を具体的に考察していく。
方法論としては、ある『命題』テーゼを提示し、それに対して『反命題』アンチテーゼをぶつけ、そこから「統合命題」ジンテーゼを想像する、というスタイルを採用する。
前期は、まず、古典古代ヨーロッパの基礎となる、ギリシア文明、ローマ文明、およびキリスト教の三位一体から始める。最終的には、「人間性」自体に対する「批評」がなされるはず。
まず、何よりも、「日本とは異なるヨーロッパ」文明の基本について最低限の理解をすること、常識を習得すること。「自分が今まで暮らしてきた日本とは異なること」を理解すること、さらには「ヨーロッパを通して日本を考える」逆に「日本をとおしてヨーロッパを考える」姿勢を身に着けること。
授業時毎回提出の小レポートにおける授業内容理解55%、、および学期末のレポート45%。ただし、レポート提出は必須です。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は使用せず、毎回、教員からのハンドアウト、および映像によって授業を進行します。参考文献については適宜授業中言及します。 | ||
教科書 | 教科書は使用せず、毎回、教員からのハンドアウト、および映像によって授業を進行します。参考文献については適宜授業中言及します。 | ||
参考文献 | |||
参考文献 |
「西洋文明」および日本文化についての基本的な常識が、授業前に必要です。授業開始後は、自分の持っていた知識と、授業内容との相互検証。
文化、文明をはそもそもどういうものか、さらには、人間とはどのようなものなのか、という、「日常必要な知識」とは異なる『問いかけ』がなされる授業です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション、「西洋」「批評」の定義づけ。ヨーロッパの基本としての「ギリシア、ローマ、キリスト教」まずは、ギリシアから。 |
第2回 | イントロダクション、「西洋」「批評」の定義づけ。ヨーロッパの基本としての「ギリシア、ローマ、キリスト教」まずは、ギリシアから。 |
第3回 | アリストテレス、「詩学」西洋文明における「カテゴライゼーション」「定義づけ」「論理」の重要性。ギリシアにおける古典的な『冒険譚』Jason and Argonauts] |
第4回 | アリストテレス、「詩学」西洋文明における「カテゴライゼーション」「定義づけ」「論理」の重要性。ギリシアにおける古典的な『冒険譚』Jason and Argonauts] |
第5回 | 後半 |
第6回 | 後半 |
第7回 | Jasonに対するアンチテーゼ、「悲劇「メディア」 |
第8回 | Jasonに対するアンチテーゼ、「悲劇「メディア」 |
第9回 | 「メディア」、後半」男性原理と女性原理の相克 |
第10回 | 「メディア」、後半」男性原理と女性原理の相克 |
第11回 | 古代ローマ帝国――「ジュリアス・シーザー」、」ブルータスによる糾弾とアントニーによる追悼演説 |
第12回 | 古代ローマ帝国――「ジュリアス・シーザー」、」ブルータスによる糾弾とアントニーによる追悼演説 |
第13回 | ローマ「帝国」と、『反帝国』原理 |
第14回 | ローマ「帝国」と、『反帝国』原理 |
第15回 | キリスト教の基本――創世記、エデンの園、ノアの箱舟、 |
第16回 | キリスト教の基本――創世記、エデンの園、ノアの箱舟、 |
第17回 | キリスト教の基本――イエス・キリストの生涯、前半 |
第18回 | キリスト教の基本――イエス・キリストの生涯、前半 |
第19回 | 後半 |
第20回 | 後半 |
第21回 | ヨーロッパ全体へのキリスト教の拡散う、「異教」の潜在化 |
第22回 | ヨーロッパ全体へのキリスト教の拡散う、「異教」の潜在化 |
第23回 | 中世――ルネッサンス、魔法――アンチ・キリスト |
第24回 | 中世――ルネッサンス、魔法――アンチ・キリスト |
第25回 | 悪魔と天使の相克 |
第26回 | 悪魔と天使の相克 |
第27回 | 悪魔の誘惑ーー「ファウスト」前半 |
第28回 | 悪魔の誘惑ーー「ファウスト」前半 |
第29回 | 後半 |
第30回 | 後半 |