担当者 | 申 智媛教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | ESS-203 |
この授業では、まずは受講者が経験してきた「教えること」や「学ぶこと」を振り返ることからはじめ、日本の教育方法(主に授業)形成の歴史、現在の日本における授業スタイルの転換などについて考え、最終的に教師と子どもが学び合い、成長し合うための教育方法とはどのようなものかについて考察することを目的としている。また、情報技術の進展がめまぐるしい今日において、授業にどのように技術を取り入れ、それを子どもたちの質の高い学びへとつなげるかについて考える。日本の授業をより立体的に理解するために、海外における教育方法及び技術が、日本とどのように違うのかについて考えていきたい。歴史的な視点や国際比較の視点を持ちながら、日本の小中高の授業や教師による研究会の実際の事例を取り上げ、教育の方法と技術がどのように組織され、表現されているのかについて考察する。
①日本及び海外の教育方法及び技術の特質を理解する。
②教育方法や技術における教師の役割と子どもの質の高い学びとの関連性について考察する。
③授業で話し合わせた主題について、自らの考えを持ち、自分の言葉で表現できる。
3分の2(10回)以上の出席をもって評価の対象とする。
リアクション・ペーパー(30%)、レポート・プレゼンテーション(30%)、学期末試験(40%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特に指定せず、授業内にプリントを配布する。 | ||
教科書 | また文部科学省『中学校学習指導要領』および『高等学校学習指導要領』を適宜参照する | ||
参考文献 | 『教育の方法』(2010年) | 佐藤学 | 左右社 |
参考文献 | 『新しい時代の教職入門改訂版』(2015年) | 秋田喜代美他編 | 有斐閣 |
参考文献 | 『子どもたちの100の言葉』(2001年)等 | C.エドワーズ他 | 世織書房 |
授業中に指定した資料を予め読んで授業に臨むこと。
出席を重視する。また、グループでのディスカッションの時は積極的に参加することが望ましい。
本授業では、読書レポート2回、プレゼンテーションなどを必須とし、学生側の積極的な参加を求める。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 教育方法の歴史的考察―社会的効率主義の教育を中心に― |
第3回 | 教育方法の歴史的考察―海外と日本の比較― |
第4回 | 今日の授業の学びの特徴①―学びから離れていく子どもたち― |
第5回 | 今日の授業と学びの特徴②―教室の中に学び合いを創造する― |
第6回 | 海外の授業における「教えること」と「学ぶこと」(欧米編) |
第7回 | 海外の授業における「教えること」と「学ぶこと」(アジア編) |
第8回 | 教材と情報機器の活用①―日本と海外の実践から― |
第9回 | 教材と情報機器の活用②―デジタル教科書の導入について― |
第10回 | 協同的な学びと教師の役割 |
第11回 | グループ・ワーク(授業カンファレンス)―共同学習を可能にする課題とは― |
第12回 | グループ・ワーク(授業カンファレンス)―授業において子ども同士をどのようにつなぐか― |
第13回 | グループ・ワーク(授業カンファレンス)―授業における教師の役割を考える― |
第14回 | グループ・ワーク(授業カンファレンス)―質と平等を同時に追求する授業づくりとは― |
第15回 | 学習の振り返り |