担当者 | 上田 憲一郎教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | CME-203 |
高度化・複雑化する現代社会では、グローバル化する経済活動の諸分野において様々なリスクが増大しており、また、環境変化による新たなリスクも生じつつあります。
このため、企業も個人も、リスクへの対応をどのように考えていくのか、重要な課題となっています。
本講義では、リスクの定義や社会経済の中での企業や個人が認識すべきリスクを考え、リスクマネジメントの手段・手法や必要とされる組織体制、企業関連の法令から求められるリスク管理体制を考え、その諸課題を整理します。
また、資産運用に関するリスクや管理手法、ヘッジの概要について学びます。
なお、本講義は、経済学部2年次専門科目の選択必修科目です。経済学部1年時に習得した知識をベースとして、2年生向けに今後の経済学部における研究に必要と考えられる内容を中心に講義します。
*必要に応じて、外部の有識者の講演を行うことがあります。
現代社会の中で、どのようなリスクがあるのかを認識すると同時に、それらの概要を把握します。またリスクへの対応手段や管理手法についての基礎知識を習得します。さらに、企業に勤務した際、リスク管理体制をどのように確立していくのか、主体的に考えられるようなレベルを目指します。
期末テスト50~70%
中間テスト20~40%
講義の中での課題、確認テスト、リアクションペーパー等10~20%程度
この他、出席状況や受講態度、講義への貢献などを付加的に評価します。
*上記の評価を総合した結果、満点の点数の60%以上を得点した学生に対して、単位を付与します。
(履修者数や受講状況を勘案の上、上記の評価方法や比率を見直すことがあります)。
なお、出席状況(*)や受講態度が不芳な学生(**)は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外としますので、十分に認識してください。
*6回以上の欠席者は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外とします。
対象者は、適宜、授業の際に教室に張り出しますので、各自で確認してください。
**受講態度の不芳な学生にはその場で退席を命じ、以降の授業への出席を禁じます。
退席となった学生は、成績評価の対象外とします。救済措置等は一切ありませんので、十分、認識してください。
◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します。出席システムの不正使用があった場合は単位取得は認められません。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して当該授業中に回収した課題の提出が無い場合は、当該授業について欠席扱いとし、最終評価から減点します。
◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。
◇なお、教室では、授業及び試験の際に、学籍番号による座席指定とする場合がありますので、予め、ご承知ください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストは特に指定しません。 日本経済新聞、日経ヴェリタス等の経済紙に、進んで目を通すようにしてください。 | ||
参考文献 |
日本経済新聞や経済誌等の中で、様々なリスクやそのヘッジに関連する記事、保険関連の記事等を関心を持って読むことを、お勧めします。
講義中の私語は厳禁です。
携帯は電源を切るかマナーモードにしてください。講義中の携帯での通話は厳禁です。
上記の成績評価に関する留意事項を十分認識した上で履修してください。
なお、本講義は、リスクと保険Ⅱと密接に関連していますので、両講義を通年で履修することを原則とします。
また、リスクと保険Ⅱの履修は、本講義の単位取得が前提となりますので、十分に考慮したうえで、履修してください。
◆授業で使用する資料は、前もってLMSに登録しますので、履修学生の皆さんは、事前に印刷(または閲覧)し、予習したうえで、授業に臨んでください。
◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します。出席システムの不正使用があった場合は単位取得は認められません。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して当該授業中に回収した課題の提出が無い場合は、当該授業について欠席扱いとし、最終評価から減点します。
◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。
◇なお、教室では、授業及び試験の際に、学籍番号による座席指定とする場合がありますので、予め、ご承知ください。
◇履修者数や履修者の理解度の進捗によっては、講義内容を見直すことがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | リスクの定義 リスクの定義について学びます。 |
第3回 | 現代社会とリスク 現代社会における多種多様なリスク、経済・社会の進化や環境変化による新しいリスクについて考えます。 |
第4回 | 企業活動・経済活動とリスク(1)企業を取り巻く様々なリスクについて学びます。 |
第5回 | 企業活動・経済活動とリスク(2)企業不祥事の事例研究 企業が認識すべき企業不祥事のリスクについて学びます。 |
第6回 | 企業活動・経済活動とリスク(3)情報漏えいと対策の事例研究 企業にとって重大なリスクとなりうる情報漏洩について考えます。 |
第7回 | 企業活動・経済活動とリスク(4)新たなリスクの出現 資本主義の限界と共に語られる新たな企業の概念、ステークホルダー重視の経営、SDG'sなどについて考えます。 |
第8回 | 前半のまとめと振り返り、確認テスト |
第9回 | 企業活動とリスクマネジメント(1)企業法令の求めるリスク管理体制 会社法などのハードロー、コーポレートガバナンス・コード等のソフトローが求めるリスク管理体制やガバナンスについて 考えます。 |
第10回 | 企業活動とリスクマネジメント(2)新たなリスクと対応 製造物責任法や消費者契約法、民法改正による約款の取り扱いなど、企業が認識すべき新たなリスクについて考えます。 |
第11回 | 資産運用とリスク(1)基本的な考え方 資産運用における基本的な留意点、リスクの概念について学びます。 |
第12回 | 資産運用とリスク(2)具体的なリスク計算 資産運用におけるリスク計算を学びます。 |
第13回 | 資産運用とリスク(3)リスク計算の演習 リスク計算の演習を行います。 |
第14回 | 資産運用とリスク(4)資産運用におけるリスク管理 年金資産における具体的なリスク管理を学びます。 |
第15回 | 講義の総まとめとテスト |