担当者 | ||
---|---|---|
単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-234 |
政府は2007年に観光立国推進基本法を成立させ、2008年秋には観光庁を設立し、観光の発展を新成長戦略のひとつに位置づけた。今や観光業は「成長戦略の柱」「21世紀最大の産業」とまで言われるようになった。観光の領域は運輸・宿泊産業など多岐にわたるが、旅行業はその中にあって各産業を有機的に組み合わせ、観光を総合的に発展させる役割を担っている。少子高齢化や低成長が継続する社会にあって、活力ある社会を構築するために旅行業はどう展開していくべきか。講義では、できるだけ最新のデータを使って旅行業の流れを追い、今後の展開を検討する。
本講座では、訪日外国人旅行、テーマ別観光(ニューツーリズム)、旅行関連産業等について学ぶ。
旅行業の基本的な知識を習得するとともに、政府の観光政策、地域活性化などのより広い観点から、旅行業の果たす役割を理解することを目標とする。
今期はオンライン授業となる予定である。期末試験(50%)および毎回の授業理解度小テスト(20%)に学期内レポート(30%)で評価する。提出状況が悪い場合は減点する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | なし。適宜資料を配布する。 | ||
参考文献 | 『観光概論』 | JTB総合研究所 | |
参考文献 | 『旅行業務入門』 | JTB総合研究所 | |
参考文献 | 『入門 観光学』 | 竹内正人・竹内利江・山田浩之編著 | ミネルヴァ書房 |
旅行に関するニュースに興味を持って接し、その背景を常に考えてみること。
授業で投影したスライドは毎回LMSに登載しておくので、目を通して復習すること。また予習としては、シラバスに沿って、次回の授業に関する情報を調べておくこと。
旅行産業論ⅠとⅡで全体を構成しているので、継続した受講を望む。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | イントロダクション、最新旅行動向 |
第2回 | 地域づくりと旅行業 |
第3回 | インバウンドの流れと国際競争力 |
第4回 | インバウンドの取り組みの現状と課題 |
第5回 | インバウンドと東南アジア市場 |
第6回 | テーマ別観光(ニューツーリズム)(1)(外部講師予定) |
第7回 | テーマ別観光(ニューツーリズム)(2)エコツーリズム、グリーンツーリズム、メディカルツーリズムなど |
第8回 | 交通運輸業と旅行業 |
第9回 | 航空産業と旅行業(外部講師予定) |
第10回 | 観光施設と旅行業 |
第11回 | 宿泊産業と旅行業(外部講師予定) |
第12回 | デスティネーション研究(メジャーではないいくつかの国を取り上げて受け入れ体制をスライドで紹介) |
第13回 | UNWTOとWTTCの活動 危機管理と旅行業 |
第14回 | 高度情報化社会と旅行業、旅行業の展望と課題 |
第15回 | まとめとテスト |