都市観光論
担当者
単位・開講先選択必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングGGR-211

授業の概要(ねらい)

 都市の機能は時代とともに変遷する。産業・工業都市、港湾都市、宿場町など多くの都市は、かつての役割が変化してしまった現在、新たな活性化を人々の交流に求め、「観光まちづくり」に取り組んでいる。しかし、景観の保全、住民と一体化した取組体制づくりなど実現に至るまでの課題も多い。
 本講座では、都市の魅力とは何か、世界や日本の都市はどのように観光に焦点を当てたまちづくりを行っているか、今後の課題は何かなどについて学習する。

授業の到達目標

 都市や地域の魅力を磨き、相互に交流する人口を増加させることで、都市や地域の新しい姿を作り出している取り組みを理解することを狙いとする。

成績評価の方法および基準

 期末試験(70%)および学期内レポート(30%)で評価する。なお、出席状況が悪い場合は減点する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 なし
参考文献 適宜資料を配布する。

準備学修の内容

 自分が育った地域、現在住んでいる地域が、観光にどのような取り組みを行っているかを調べ、講義の理解に役立ててほしい。
 授業で投影したスライドは毎回LMSに登載しておくので、目を通して復習すること。また予習としては、シラバスに沿って、次回の授業に関する情報を調べておくこと。

その他履修上の注意事項

 住んでみたい町、行ってみたい町はどのようにつくられ、どのようにその魅力を向上させていくのか、具体的な事例のなかで考えてほしい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回都市とは何か
第3回都市観光の概念
第4回都市の魅力要素
第5回都市観光とまちづくり(1)
第6回都市観光とまちづくり(2)高山市の観光まちづくり(外部講師予定)
第7回世界の都市観光
第8回都市と景観(1)
第9回都市と景観(2)金沢市の景観施策(外部講師予定)
第10回近代化遺産と都市観光
第11回イベントと都市観光
第12回東京と都市観光
第13回第1回~第12回の振り返り復習
京都と都市観光
第14回都市観光の展開
第15回まとめとテスト