イベント・MICE経営論
担当者
単位・開講先選択必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングMAN-239

授業の概要(ねらい)

 デジタル化とネットワーク化が高度に進んだ社会にあって、人々は全世界の情報を瞬時に手に入れることができるようになった。その一方、直接顔を合わせて交渉や議論をすることにより問題を解決し、また価値ある情報を求める傾向も益々強くなっている。さらに、グローバル化の進行に伴い、人が集まる規模も拡大している。
 MICEとは、M(Meeting)、I(Incentive)、C(Convention)、E(Event/Exhibition)の各領域を包含する概念で、政府は2008年観光庁を設立し、本格的にMICEの推進を開始した。
 本講座は、展示会、国際会議、博覧会、スポーツ・文化イベントなどの多彩なMICEの領域を、その歴史や概念から関連産業分野まで幅広く学習する。

授業の到達目標

 展示会・国際会議などについて正確な知識を修得するとともに、企画から実施に至るMICE関連産業の有機的な組み合わせを理解することを目標とする。

成績評価の方法および基準

 期末試験(70%、教科書類の持ち込み可)および学期内レポート(30%)で評価する。なお、出席状況が悪い場合は減点する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 『イベント&コンベンション概論』JTB総合研究所
教科書 授業は教科書に沿って行うので、持参必須。教科書がない学生は、無益な時間を過ごすことになるので留意のこと。期末試験も教科書から出題される。
参考文献

準備学修の内容

 展示会・文化イベントなどに足を運び、講義で習得した知識を実際の場面と比較・検討してほしい。また、この産業が持つ躍動感を体感してほしい。
 授業で投影したスライドは毎回LMSに登載しておくので、目を通して復習すること。また予習は、シラバスに沿って次回学修するテキストのパーツに目を通しておくこと。

その他履修上の注意事項

 イベントの主催者になる場合でも参加者になる場合でも、イベントの基礎的な知識を持っていると、見方や参加の意義が大きく違ってくるので、ぜひ習得してほしい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション、主要都市のMICE誘致動画
第2回EC&MICEとは
第3回イベント・コンベンションの歴史、世界と日本のEC動向
第4回MICEの分類(1)展示会・見本市
第5回MICEの分類(2)国際会議・各種イベントその他
第6回MICE産業(1)(外部講師予定)
第7回MICE産業(2)
第8回MICE施設
第9回MICEの誘致から実施まで(外部講師予定)
第10回MICEに関わる法律と保険制度、用語集
第11回MICE推進機構
第12回日本の観光政策とMICE(外部講師予定)
第13回第1回~第12回までの振り返り復習
第14回MICEの課題と展望
第15回まとめとテスト