市民参加・ボランティア論Ⅱ
担当者李  永淑教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSWS-303

授業の概要(ねらい)

ボランティアを学ぶということは、その学びが何らかの形での実践へと導くものであり、同時に、実践と研究の相互作用を必要としているといえるでしょう。それでは、現場に立ち思考し、協働的実践を織りなすとはどのようなことでしょうか。そして、ボランティア活動に参加をすることは、どのような意味があり、どのような形があるのでしょうか。
講義では、多岐にわたるボランティア活動について、その種類や考え方の多様性について、実践例や国内外の事例を紹介しながら、それに対する理論的考察も提示して進めていきます。また、映像を活用したり、ワークショップを行ったり、ゲストスピーカーによる講義も予定しています。また、グループワークを積極的に行います。

授業の到達目標

・ボランティアに関する基本的諸問題や動向について基礎知識を説明することができる。
・ボランティアを多角的に検討することができる。
・自身のボランティア活動の広がりや、新たな関わりをもつきっかけにつなげることができる。
・自身と社会、そして大学生として各々の専門領域との相関について思考することができる。

成績評価の方法および基準

授業への参加状況と課題提出(90%)、最終レポート(10%)から、総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書新ボランティア学のすすめ 支援する/されるフィールドで何を学ぶか内海成治, 中村安秀 編
昭和堂
参考文献
参考文献

準備学修の内容

・本授業は、講義および受講生の事前準備(小レポート提出)に基づくグループワークを中心に進めていきます。

その他履修上の注意事項

・授業中は、考えや意見を求めたり、グループワークを実施しますので、積極的に参加してください。(グループワーク中心型授業です)
・ゲストスピーカーの事情により、予定が変更となる場合があります。
・本授業はZoomを使用しますので、事前に動作確認等を行ってください。
・本授業を履修する学生は、開講前までに必ず教科書を準備してください。(第1回授業時に教科書があることが望ましい)
・授業の進行などに関するお知らせ、配付資料の掲載、課題提出はLMSを通して行います。随時確認をしてください。(詳細は第1回授業で説明します。必ず受講してください)

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回大学生とボランティア
第3回ボランティアの実践―地域社会をフィールドに
ゲストスピーカー:山下剛史さん(春日部市武里地区公民館社会教育主事)
第4回外国人とボランティア
第5回障害者とボランティア:「ボランティア拒否宣言」
第6回障害者とボランティア:市民運動から考える
第7回障害者とボランティア:学生だからできること―俳句を手がかりに
第8回中間のまとめ
第9回平和活動とボランティア
第10回開発援助とボランティア
第11回途上国とボランティア
第12回人道支援とボランティア
第13回災害とボランティア
第14回国際協力とキャリア形成
ゲストスピーカー:稲場彩さん(内閣府国際平和協力本部事務局 国際平和協力研究員)
第15回まとめ