担当者 | 望月 要教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | EXP-201 |
ヒトも含めた動物の行動変容について,その原理・法則と,それらを明らかにする研究方法および重要な知見・現象について学ぶ。またヒト特有の行動である言語行動について,その起源,形成,維持,非言語行動との関わりについて講義する。実験室研究で発見された原理が,応用研究や日常生活に活用されている事例についても言及する。
(1) 環境との相互作用を経験することで,ヒトならびにヒト以外の動物の行動が変化する法則について説明できること。(2) ヒトの言語行動の起源,非言語行動との関係,その形成と維持の過程を説明できること。
学期末試験の成績のみで成績を決める。試験は,通信機能のある機器以外のあらゆる資料の持ち込みを認める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 使用しない。 | ||
参考文献 | 『学習の心理』(第2版) | 実森正子・中島定彦 (2019). | サイエンス社 |
参考文献 | 『行動の基礎』(改訂版) | 小野浩一 (2016). | 培風館 |
参考文献 | 『ポテンシャル学習心理学』 | 眞邉一近 (2019). | サイエンス社 |
参考文献 | 『メイザーの学習と行動 (日本語版第3版)』 | ジェームズ・E. メイザー (2008). | 二瓶社 |
毎回の講義で取り上げる話題について,基本的専門用語の定義は予習して理解した上で授業に臨むこと。毎回の講義の後,ノートを整理し,参考文献を参照して講義内容への理解を深めること。
※ 心理学科の2018年度以降の入学生には、公認心理師受験資格に必要な科目です。
2017年度以前の入学生は、心理学科のホームページを参照してください。
履修希望者が教室定員を上回るなど多数になった場合は,履修者数に制限を設ける場合があるので,初回授業に必ず出席すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 行動変容の原理に関する科学的研究の歴史 |
第2回 | レスポンデント随伴性とオペラント随伴性 |
第3回 | レスポンデント行動の諸現象 |
第4回 | オペラント随伴性とオペラント行動 |
第5回 | 強化スケジュール |
第6回 | 動機づけ操作と条件性強化 |
第7回 | 行動の選択 |
第8回 | 回避と逃避 |
第9回 | “社会的学習''・様々な形態の学習 |
第10回 | 刺激性制御 |
第11回 | 概念行動 |
第12回 | 言語行動 (1): 形成と維持 |
第13回 | 言語行動 (2): 分類 |
第14回 | 言語行動 (3): 言語行動の変容,言行一致 |
第15回 | まとめ |