| 担当者 | 廣田 功 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
| 科目ナンバリング | EDE-101 | |
市場経済の台頭を背景に17世紀頃から成立し始めた経済学は、人間の幸福の基礎を物質的な豊かさの実現に置き、富の生産と分配を効率的に行うことを目的としてきた。爾来、今日に至るまで、多くの経済学者がそれぞれの時代の経済の現実に対峙しながら、多様な経済の見方・捉え方を提唱してきた。この講義では、経済活動の歴史的変化と関連づけながら、これまでの経済学の歩みを辿り、多様で変化に富んだ経済学の考え方を修得することを目的とする。
変化する経済社会の現実との関係の中で生み出されてきた多様な経済の見方・捉え方を知ることにより、今日の日本や世界の経済を理解するために必要な基礎的知識と視点を身につけることができる。
学期末の試験の成績（６０％）及び平常点（40%/授業中の態度と宿題）による。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 教科書は使用しない。毎回、講義プリントを配布する。 | ||
| 参考文献 | 経済思想入門 | 松原隆一郎 | ちくま学芸文庫 |
| 参考文献 | 経済史 | 小野塚知二 | 有斐閣 |
| 参考文献 | 経済思想史 社会認識の諸類型 | 大田一廣・鈴木信雄・高哲男・八木紀一郎 | 名古屋大学出版会 |
| 参考文献 | 経済学の考え方 | 宇沢弘文 | 岩波書店 |
| 参考文献 | 経済学は人びとを幸福にできるか | 宇沢弘文 | 東洋経済 |
| 参考文献 | 入門経済思想史 | ハイルブローナー | ちくま学芸文庫 |
講義プリントを読んで講義に臨むこと。
日々の経済ニュースに関心を持つこと。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | ガイダンス |
| 第2回 | 社会認識から経済認識へ |
| 第3回 | 重商主義の経済学 |
| 第4回 | ケネーと重農主義の経済学 |
| 第5回 | アダム・スミスの経済学の時代背景 |
| 第6回 | アダム・スミスと古典派経済学の成立 |
| 第7回 | 古典派経済学の展開ーマルサス |
| 第8回 | 古典派経済学の展開ーリカード |
| 第9回 | ユートピア社会主義者の経済思想 |
| 第10回 | マルクスと経済学批判 |
| 第11回 | 19世紀後半の経済的社会的変化 |
| 第12回 | 限界革命と「近代経済学」の成立 |
| 第13回 | アルフレッド・マーシャルと新古典派経済学 |
| 第14回 | 社会的経済学の系譜 |
| 第15回 | まとめと試験 |
