演習Ⅱ
担当者
単位・開講先必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 世界の交流人口は大幅に増加を続ける一方、我が国においても、インバウンド(訪日外国人旅行)の著しい伸長、OTA(オンライン・トラベルエージェント)の台頭、民泊法制化など、旅行産業を取り巻く環境は変化の速度を増している。この演習では、「ツーリズム産業の深掘り」という主題の下、旅行産業および関連する観光分野におけるテーマをグループごとに抽出し、調査・検討した成果を発表し合うことにより、課題解決に向けた能力を向上させることを目指す。そのためには、次の点が重要となる。
  ・解決が必要な課題をどのように抽出するか
  ・課題に関する情報や資料をどのように収集するか
  ・課題をどのように整理してまとめ、説得力ある説明を行うか
 国際政治から企業活動に至るまで、そこで行われている課題解決に向けた取り組みの多くは、上記のプロセスの繰り返しである。したがって、この演習を通じ、問題点を見つける力、論理を構成する力、発表する力、議論する力を身につける。
 また毎回の授業では、業界の最新情報を共有するとともに、必要に応じて関係する企業・団体等を訪問してキャリアパスにつなげる。

授業の到達目標

 課題抽出、仮説設定、自分の意見を発表、他者と議論という一連のプロセスを身につけることを目標とする。グループごとに深掘りしたテーマは、研究報告書としてまとめ、冊子にする。

成績評価の方法および基準

 研究報告書の完成度合い(70%)および演習への参画態度・取り組み姿勢(30%)で評価する。出席状況が悪い場合は減点とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 なし
参考文献 適宜資料を席上配布するなり、Eメールで配信する。

準備学修の内容

 報道されている旅行・観光に関するニュース(特に観光庁の政策や業界動向)に、絶えず興味を持って接してほしい。そしてあくなき好奇心を
持って、疑問に思ったことはすぐ調べる姿勢で臨むこと。また、研究テーマに即した書籍は月に1冊は読むようにしてほしい。
 グループワークでは、各人に割り当てられた役割の進捗状況を毎回グループ内で話し合い、全体の位置づけを確認しながら進めること。

その他履修上の注意事項

 積極的かつ建設的に議論に参画してほしい。話す技術の向上を目指すのも勿論だが、聴く技術・聴く姿勢の向上も期待する。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション&夏休みのエポックメイキング体験発表プレゼン実習
第2回グループワーク:研究テーマの深掘り(1)
第3回グループワーク:研究テーマの深掘り(2)
第4回グループワーク:研究テーマの深掘り(3)
第5回グループワーク:研究テーマの最終仮仕上げ
第6回研究テーマの仮仕上げ案発表
第7回グループワーク:報告書ドラフト作成
第8回グループワーク:報告書ドラフト完成
第9回研究テーマの成果発表と討論(1)
第10回研究テーマの成果発表と討論(2)
第11回報告書の最終仕上げ(1)
第12回報告書の最終仕上げ(2)
第13回報告書一次校正
第14回報告書二次校正
第15回まとめ