国際経済論Ⅰ
担当者鈴木  拓教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [現代ビジネス学科]
科目ナンバリングECO-201

授業の概要(ねらい)

 本講義では2年次以上の国際経済入門既修者を対象とし、私たちの日常生活で耳目を集めている様々な国際経済のトピックについて、大学レベルの基礎から解説します。(国際経済入門とは違い、高校レベルの知識を前提とします。)前期は国際経済のこれまでの経緯について概観した後,主に国際金融に関するトピックについて解説する予定です。

授業の到達目標

 本講座では、以下2点の達成を目標とします。
 1.広く国際経済に関する問題を理論、実例の両面から理解し、説明できるようにすること。
 2.上記の国際経済関連の話題について、それが日本や自分自身にとってどのような影響をもたらすのか自力で判断できるようにすること。

成績評価の方法および基準

 期末テスト(100%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書ゼミナール国際経済入門(第3版)(2005年)伊藤元重著日本経済新聞出版社
参考文献

準備学修の内容

 教科書を事前に読んで疑問点を箇条書きにしておくことを推奨します。また授業終了後翌週までに、下記の通り授業中の板書・レジュメを基に自分自身の力でノートを編集して下さい。

その他履修上の注意事項

 適切な理解のため、国際経済論I、同IIの連続履修を望みます。
 なお、授業の妨げにならないよう、授業中は静粛にしてください。このルールが守れない場合には、その場で本講義の不合格を言い渡すこともあります。
 また、板書はあくまでも皆さんのノート作成の取っ掛かりにすぎません。大学での勉強は、授業が終わってから授業中に書き留めたことや調べたことを基に自分でノートをまとめるのが本番です。知っている情報は省く等して板書の内容を取捨選択し、更にわからなかったところは自分で調べて付け足すなどの工夫を心がけてください。(板書が多いのは手を動かして学習効果を上げるという目的の他、受講生の皆さんの聞き漏らしを防ぐためと、ノートのまとめ方がわからない人でも板書を丸写しするだけである程度ノートが完成するよう配慮しているためでもあります。)

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション-グローバル時代の日本
第2回世界経済の潮流
第3回戦後の国際経済体制
第4回1980年代以降の世界経済
第5回為替レートと日本経済
第6回外国為替市場と為替レート
第7回為替レートの決定と変動の理論
第8回国際化するマクロ経済問題
第9回国際収支とは何か
第10回国際マクロ経済における経済政策
第11回国際金融取引の拡大
第12回国際金融市場の仕組みと機能
第13回国際資本移動の仕組み
第14回累積債務問題
第15回総括及び試験