担当者 | 滝聞 一嘉教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDP-103 |
この授業では、個人が他者・集団・社会からどのような影響を受けるかという「社会的影響の心理」を解説します。
具体的には、(1)条件づけ・認知的不協和・認知的バランスによる態度変化といった個人レベルでの心理、(2)承諾を導く技法、説得による態度変化、援助行動といった対人レベルでの心理、(3)同調、リーダーシップ、集団凝集性、集団意思決定といった集団レベルでの心理、(4)流行、流言・デマといった集合レベルでの心理を解説します。
これらの内容は社会心理学の領域に属します。社会心理学は人間の行動が社会的要因によってどのように影響されるかを研究する学問です。
授業中に社会心理学の実験、調査、心理テストを体験してもらうなどして、できるだけ多くの具体例を示しながら授業を進めていきます。
★授業の一貫として、教育学演習・卒業研究・その他の研究への参加協力をお願いする予定があります。あらかじめご承知おきください。
①個人、対人、集団、社会という社会心理学の4つのレベルにおける代表的な研究領域について基礎的事項を理解する。
②社会心理学の研究方法について実際に実験、調査や心理テストを体験することで実践的に理解する。
定期試験(70%)、平常点(30%)で評価を行います。
平常点は、各回の授業内容を踏まえて自分なりに考えたことや感じたことをコメント用紙に書いてもらい、その内容と分量で評価します。
定期試験欠席者は、D評価となるので注意してください。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布プリントを教材として用います。テキスト購入はありません。 | ||
参考文献 | 随時紹介します。 |
配布教材の指定箇所を読んでおくこと。
授業時間の前半に実験、調査や心理テストを実施することが多いので、遅刻をしないこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 社会心理学の視点(1) 社会心理学とは、社会心理学の対象 |
第2回 | 社会心理学の視点(2) 社会心理学の方法、研究の倫理 |
第3回 | 社会的影響(1) 同調① |
第4回 | 社会的影響(2) 同調②、流行 |
第5回 | 社会的影響(3) 社会的勢力 |
第6回 | 社会的影響(4) 権威への服従 |
第7回 | 社会的影響(5) 承諾を導く技法 |
第8回 | 集団と個人(1) 社会的手抜き |
第9回 | 集団と個人(2) 社会的促進・社会的抑制 |
第10回 | 集団と個人(3) リーダーシップ、集団凝集性 |
第11回 | 集団と個人(4) 集団意思決定、集団所属の理由 |
第12回 | 態度と態度変化(1) 態度とは、態度変化の要因、条件づけと態度変化、認知的不協和と態度変化 |
第13回 | 態度と態度変化(2) 認知的バランスと態度変化 |
第14回 | 態度と態度変化(3) 説得とは、恐怖訴求、説得への抵抗 |
第15回 | 態度と態度変化(4) 一面提示と両面提示 補足とまとめ |