国際観光交流論Ⅱ
担当者栗木 敏男
単位・開講先選択必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングECP-214

授業の概要(ねらい)

今世紀に入って、「観光立国」を国の施策として打ち出し、ビジット・ジャパン・キャンペーンからスタートして、観光立国推進基本法の成立、観光庁の設置、日本観光振興協会の誕生など、今や観光振興はアベノミクスの政策の柱の一つとなっているところである。そうした中で、2019年の訪日外国人数は3100万人を超え、関係者・機関のさまざまな努力が実を結びつつあり、観光の意義や果たす役割の理解が深まってきていると考えられる。しかしながら、2020年に入ってから、世界的に新型コロナウィルス感染症が拡大し、インバウンドのみならず、国内旅行についても自粛を余儀なくされており、政治・経済、歴史問題などと合わせて、観光が受けるインパクトもまた甚大である。
そこで、新型コロナウィルス感染症の収束を見据えて、国際観光のさらなる交流人口増加に向けて、後期は諸外国の事情を分析し、日本の観光の方向性と具体的な取り組みを考察する。なお、現状、実務に詳しい外部講師を招くことを予定する。

授業の到達目標

観光の専門用語を理解し、観光に関する基礎知識を修得する。その上で日本の観光の現状を把握し、考察力を身につける。

成績評価の方法および基準

今期は新型コロナウィルス感染症予防の観点から、オンライン授業が予定されている。授業内でLMSを使用した理解度確認テストを4回程度実施予定で、それを評価とするので、必ず受験すること。テストの実施期日や実施方法については授業の中で説明する。
なお、対面授業の場合は、①中間テストと②期末テストを実施し、累積成績によって評価する。
それぞれの評価割合は①40%、②60%とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは使用しない。適宜資料を配付する。
参考文献「観光白書」(国土交通省HP)
参考文献「数字が語る旅行業」(JATA HP)

準備学修の内容

 上記の参考資料を事前に読んでおくこと
 テストのための予習・復習を励行すること。

その他履修上の注意事項

 社会に出てからの応用に役立つように、観光関連の基礎知識を身につけた上で観光の現状を理解し、観光に関する考察力、対処力の向上を図ることを期待している。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回外国市場の概要;(米国)
第3回外国市場の概要;(中国)
第4回外国市場の概要;(アジア)
第5回外国市場の概要;(アジア)
第6回外国市場の概要;(アジア)
第7回中間テスト(予定)
第8回旅行業界の概要
第9回ゲストスピーカー(予定)
第10回外国市場の概要;(欧州)
第11回外国市場の概要;(豪州)
第12回外国市場の概要(欧州)
第13回外国市場の概要(欧州)
第14回全体のまとめ
第15回まとめと期末テスト