警察政策Ⅰ
担当者塗師 純子
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングCRL-203

授業の概要(ねらい)

約30万人のマンパワーを擁する日本の警察は、犯罪予防、捜査、組織犯罪対策、交通安全、警備・災害対策など、私たちの生活に関わる様々な分野で活動しています。安心、安全な社会の実現のため、警察がどのような活動を行っているのか、警察の仕組み、社会で起こっている事象と政策内容、根拠法令について、基本的知識を身につけ、理解していただく、ということを本授業のねらいとしたいと思います。

授業の到達目標

① 警察の組織の仕組みや活動について、基本的な用語、法令の知識を身に付ける。
② 事件・事故の情勢、警察の主な施策について理解する。
なお、授業の進行に応じて、シラバスと異なる進行になる場合があります。

成績評価の方法および基準

筆記試験及び授業への対応(提出物など)を踏まえての評価の予定です。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『警察白書』令和2年版(日経印刷)

準備学修の内容

新聞、ウェブサイト等で、事件や事故のニュースに触れるようにして頂きたいと思います。
授業では、原則として、授業のポイントのレジュメを使用します。

その他履修上の注意事項

警察政策を学ぶことを通じて、安心・安全な社会の実現に係る様々な活動、防犯に関する事項を知り、着眼点や思考方法、視野を広げて頂きたいと思います。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回日本の警察組織の全体像
第3回地域警察(交番・駐在所)
第4回近年の犯罪情勢(刑法犯認知件数等、取組)
第5回組織犯罪対策1(薬物・銃器対策)
第6回フォローアップ/演習1
第7回組織犯罪対策2(暴力団対策)
第8回組織犯罪対策3(国際犯罪、犯罪収益対策)
第9回生活安全警察(体制、人身安全関連事案、生活経済事犯等)
第10回フォローアップ/演習2
第11回刑事警察(刑事・組対部門の体制、捜査力の強化)
第12回交通警察
第13回警備警察
第14回フォローアップ/演習3
第15回まとめと試験