教育調査演習Ⅰ
担当者谷村 英洋教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングSOE-203

授業の概要(ねらい)

教育をテーマとした社会調査(量的調査)の過程を一通り経験する。問い・仮説を設定し、質問紙を作成し、実際に調査を行う。その後、コンピュータを用いてデータ入力、統計分析(仮説検証)を行い、最終的に成果を報告書にまとめる。
 ※社会調査士科目G

グループごとにサブテーマを決めて仮説と質問を作成する。複数のグループの質問を一冊の質問紙にまとめ、合同で実査を行う。その後、グループごとに分析(仮説検証)をし、報告書を作成、発表を行う。
【スケジュール】問い・仮説の作成(1~3回)、質問紙の作成(4~5回)、実査とデータ入力・整備の方法(6~8回)、データ整備の実践(9回)、データ分析(10~12回)、報告書作成と発表(13~15回)

授業の到達目標

・問い・仮説の設定、質問の作成、データ整備・分析を実行できる
・量的データの分析結果から適切な解釈や考察を展開できる
・量的データを用いた報告(報告書と口頭発表)ができる

成績評価の方法および基準

授業内・授業外の課題および調査活動への貢献(30%)、口頭発表(40%)、報告書(レポート)(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『新・社会調査へのアプローチ:理論と方法』大谷信介, 木下栄二ほかミネルヴァ書房
参考文献『入門・社会調査法 第3版』轟亮, 杉野勇編法律文化社

準備学修の内容

先行研究レビュー、仮説の検討、実査補助、エディティング、データ入力、分析、レポート執筆などを課す。

その他履修上の注意事項

グループでの活動においては、協力的・積極的に関わることを求めます。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
問い・仮説の作成(1)量的調査の問いと仮説
第2回問い・仮説の作成(2)ブレインストーミング
第3回問い・仮説の作成(3)先行研究レビューの発表
第4回質問紙の作成(1)ワーディング
第5回質問紙の作成(2)構成・レイアウト、編集
第6回実査に向けた準備
第7回エディティングとコーディング
第8回データ入力
第9回データクリーニングと単純集計
第10回データ分析(1)調査報告の構成
第11回データ分析(2)仮説検定:クロス集計
第12回データ分析(3)仮説検定:多変量解析
第13回発表資料および報告書の作成
第14回発表会1
第15回発表会2、まとめ