担当者 | 甲斐 祥子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | POL-104 |
政治史Ⅱでは、19世紀末から第二次世界大戦終結後までの、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアといった西ヨーロッパを中心としたヨーロッパの政治史を扱う。
ヨーロッパは、議会制民主主義や福祉国家といった現在の世界であたりまえになっているしくみや、自由主義、社会主義、あるいは全体主義といった政治潮流の生地であり、また欧州統合という政治的実験の舞台でもある。それらが、いかなる背景からいかにして生成し、どのように変転したかを知ることは、現代の日本に生きる我々にとっても大きな意義のあることであろう。授業では、歴史的な諸問題を各国の政治状況と対応させつつ取り上げ、それらが、現在の世界の政治や社会をいかに成り立たせているかを考察していく予定である。
①近現代のヨーロッパの政治史に関する、基礎的な知識を獲得する。
②政治史で学んだ知識を応用することで、現在の世界の政治や社会のありようをより深く理解できる。
2回のテストで、基礎的な知識とその定着を判定する。第1回テストと第2回テストの合計点(90%)、授業への参加姿勢及び貢献度(不定期で実施するミニ課題やアンケート等10%)を総合して評価する。2回のテストは必ず受験する必要がある。学期末の第2回テストのみを受験しても合格点には達しないので、就職活動中の学生は特に注意すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 各テーマに即したキーワード、年表をまとめた簡単な資料を配布する。 |
授業後には、レジュメと自分のノートを読み返し、さらに配布資料のキーワードを確認し、わからないところを調べてノートを整理する。授業前には、前回授業のポイントを確認する。
日常的に新聞を読む。また多くの本を読むことにより、自らの知の世界を広げるように努める。
社会への関心を持ち、自らの問題意識を持って授業に参加することを望む。
テストの実施回は授業の進行によって変動することがある。テストの実施回・注意事項、その他の連絡事項については、授業内及びLMSの連絡事項で発表するので、必ず確認すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション・大衆政治社会1—教育と政治 |
第2回 | 大衆政治社会2—初期社会政策の展開 |
第3回 | 大衆政治社会3—大衆政治化と新しい政治勢力 |
第4回 | 第一次世界大戦とその遺産1-第一次世界大戦の衝撃 |
第5回 | 第一次世界大戦とその遺産2-戦後体制の出発 |
第6回 | 第一次世界大戦とその遺産3-相対的安定期 |
第7回 | 第一次世界大戦とその遺産4-ファシズムの出現 |
第8回 | 経済危機と政治1-経済危機への対応、第1回テスト(予定) |
第9回 | 経済危機と政治2-ドイツ政治とナチズム |
第10回 | 経済危機と政治3-第二次世界大戦への道 |
第11回 | 第二次世界大戦の戦後体制の確立1-第二次世界大戦の終結 |
第12回 | 第二次世界大戦の戦後体制の確立2-第二次世界大戦が残したもの |
第13回 | 第二次世界大戦の戦後体制の確立3-戦後のヨーロッパ諸国 |
第14回 | 第二次世界大戦の戦後体制の確立4-福祉国家の建設 |
第15回 | 欧州統合の出発、第2回テスト(予定) |