民俗学Ⅱ
担当者鈴木 敏弘
単位・開講先選択必修  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングCUA-104

授業の概要(ねらい)

 民俗学とは、各地に伝えられている生活習慣を素材として、人々の生活の変遷を明らかにし、そこから過去の事象を探ったり、地域の生活誌を記す学問です。
 我々の生活の中では、理由はわからないものの、なぜか習慣的に行っていることがあります。習慣的に行われていると言うことは、そこに何かの理由があるのです。本講義では、その理由を考えてみたいと思います。
 具体的には、民俗学の基本的な知識や方法、人生儀礼をテーマに講義したいと思います。
 民俗学の基本は、資料の収集と分析です。民俗学を学ぶことの第一歩は、聞き取り調査です。受講者の皆さんには、祖父母・父母・近所の方などから聞き取りをしてもらい、民俗学を体感してもらいたいと思います。
 また、調べてもらった内容を報告してもらうことも考えています。

授業の到達目標

 民俗学という学問の特質が理解できる。
 自分の家では、現在どのような人生儀礼が行われているのかを把握できる。
 現在の生活習慣の根源に何が存在しているのかが理解できる。

成績評価の方法および基準

 期末試験・授業態度・出席(出席が不足する場合にはマイナス評価もしくは単位がでません)を総合的に勘案して評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書とくにありません。
参考文献

準備学修の内容

 自分祖父母・父母・親戚から自分の家で行われている人生儀礼を聞いておく。

その他履修上の注意事項

 講義中ノートをとること。病気等やむを得ない場合以外は必ず出席すること。
 進捗状況により、内容を変更する場合があります。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス・民俗学とは何か
第2回 民俗学の方法
第3回 民俗学と隣接諸科学
第4回 民俗学の歴史
第5回 民俗学の対象
第6回 民俗調査の方法
第7回 人生儀礼とは何か
第8回 出産生育儀礼
第9回 子どもの儀礼
第10回 若者の儀礼
第11回 婚姻儀礼①
第12回 婚姻儀礼②
第13回 死者の儀礼①
第14回 死者の儀礼②
第15回 まとめ・試験