対人関係心理学Ⅱ
担当者敷島 千鶴教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSOP-104

授業の概要(ねらい)

 対人関係の諸相を態度、集団力学、集団意思決定という概念からアプローチします。古典的社会心理学及び認知心理学の理論を紹介し、人は集団の中でどのような行動を取るのか、対人関係をマイクロ―マクロの関係から学びます。
 授業を通して、以下の問いに説明ができるようになります。
  人を説得するってどういうこと?
  どうしてデモに参加するの?
  どうして独裁者のいうことを聞くの?
  多数決を取るって、本当に民主的?
  ひとりで考えるより、大勢で考える方が結論は正しいの?
  革新はどういうときに起きるの?
  どうして差別するの?
  どうして王様は裸なの?

授業の到達目標

 当該領域の代表的な研究を理解することにより、対人行動に関する洞察を深めることができる。

成績評価の方法および基準

 学期末試験(80%)、課題レポート(20%)によって評価を行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 教科書は指定しません。資料プリントをLMSにアップロードします。
参考文献『複雑に挑む 社会心理学 適応エージェントとしての人間』亀田達也・村田光二著有斐閣アルマをお薦めします。

準備学修の内容

 指定した論文を読み、わからない箇所は自分で調べてから授業に臨むことを求めます。論文の読み方については授業内で説明します。

その他履修上の注意事項

 心理学の初学者でも理解できるよう初歩的な内容を扱います。人数制限をすることがありますので、履修希望者は初回の授業に必ず出席してください。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
第2回 態度について学ぶ
第3回 態度変容について学ぶ
第4回 多数派の影響力について学ぶ
第5回 権威への服従について学ぶ①
第6回 権威への服従について学ぶ②
第7回 権威への服従について学ぶ③
第8回 少数派の影響力について学ぶ
第9回 集団意思決定について学ぶ①
第10回 集団意思決定について学ぶ②
第11回 集団意思決定について学ぶ③
第12回 リーダーシップについて学ぶ
第13回 偏見について学ぶ
第14回 学期末試験
第15回 まとめ