心の理解
担当者滝聞 一嘉教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングPSY-105

授業の概要(ねらい)

 現代心理学の諸分野「感覚・知覚」「記憶」「学習」「動機づけ」について、心理学の基本的知識を学ぶとともに、心理学的な考え方、研究方法についても理解を深めます。また授業内で簡単な心理学実験や調査を実施し、その結果を分析することで、心理学の実証科学的な側面についても触れます。
 なお授業の一環として、教育学演習・卒業研究・その他研究への参加協力をお願いする予定があります。あらかじめご承知おきください。

授業の到達目標

 こころの時代と呼ばれる現代社会を生きるために必要不可欠な心理学的な考え方あるいは心理学的なこころの捉え方を理解することができる。

成績評価の方法および基準

1)学期末テスト70%
 学期末テストは定期試験期間中に実施します。学期末テストを欠席した場合,平常点が満点でもD評価となります。
2)平常点30%
 平常点は、各回の授業内容を踏まえて自分なりに考えたことや感じたことをコメント用紙に書いてもらい、その内容と分量で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教材は配布プリントを使用します。書籍購入はありません。
参考文献随時紹介します。

準備学修の内容

 教材の指定箇所を読んでおくこと。

その他履修上の注意事項

 授業前半に実験、調査や心理テストを実施することが多いので、遅刻をしないこと。

授業内容

授業内容
第1回 心理学とは
 心理学の歴史(1)
  ヴントの心理学、ゲシュタルト心理学、行動主義心理学
第2回 心理学の歴史(2)
  精神分析学
 感覚と知覚(1)
  感覚・知覚・認知
  形の知覚①:図地分化、反転図形
第3回 感覚と知覚(2)
  形の知覚②:知覚的群化
  錯視①:運動残効,時間差の錯視
第4回 感覚と知覚(3)
  錯視②:幾何学的錯視
第5回 感覚と知覚(4)
  奥行きの知覚
第6回 記憶(1)
  記憶の種類:短期記憶と長期記憶,長期記憶の種類
第7回 記憶(2)
  長期記憶増進法①
第8回 記憶(3)
  長期記憶増進法②,忘却
第9回 学習(1)
  古典的条件づけ,古典的条件づけと心理療法①
第10回 学習(2)
  古典的条件づけと心理療法②
  オペラント条件づけ①
第11回 学習(3)
  オペラント条件づけ②
第12回 学習(4)
  オペラント条件づけと心理療法,観察学習
第13回 動機づけ(1)
  外的報酬と内発的意欲
第14回 動機づけ(2)
  意欲の状態別にみた外的報酬の効果
第15回 補足とまとめ