情報と職業
担当者中鉢 直宏
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングINF-301

授業の概要(ねらい)

 本講義では、社会人として必要な情報を生業とする職業に関する知識やスキル、キャリアについて学びます。その中で、社会人としての情報関連の必要な知見や考え方を身に付けます。また、情報に関する職業について進路指導に活用できる資質・能力の修得を目指します。
 情報化が進み、あらゆる職業において情報に関する仕事が存在するようになり、それを支える情報産業は、主要な産業の一つに挙げられるようになりました。それを受け、情報関連の人材ニーズも高まってきました。それに応えるような人材は、「情報」を仕事とすることへの意識や考え方、業界への理解が求められます。また、情報産業に限らす、社会人としてどのような職業に就いたとしても、本授業で学習する職業における情報に関する知見は、教養として十分有用なものになるはずです。

授業の到達目標

本授業では次の能力獲得を目指します。
・社会に求められている情報産業の現状を理解することができる。
・情報と産業の変遷を理解し、情報化の経緯と様々な情報技術の導入、変化についてその必要性とともに説明することができる。
・情報技術を活用したさまざまな業務について理解し、必要性を説明することができる。
・情報を扱う職業人としてどうあるべきかを理解し、実践することができる。

成績評価の方法および基準

 成績評価対象として、授業への出席は3分の2以上する必要があり、カードリーダによる刻時と授業内に課せられた毎回の課題の提出とセットで出席と認めます。授業で課されるレポートと最終課題で評価を行います。最終課題は、毎回の課題を関連させたレポートを予定しています。
  ・授業ごとの課題の提出(60%)
  ・最終課題(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書必要に応じて授業で紹介する。
参考文献『IT Text 情報と職業 改訂2版』  駒谷昇一、辰己丈夫著(オーム社)

準備学修の内容

 授業内容によってはWebページ等で事前・事後学習および課題を課す場合があり、そのための時間は確保すること。

その他履修上の注意事項

本授業は、LMSを活用して行います。諸事情により授業を欠席した際は、LMS上の資料と課題を各自で学習し、課題を終わらせておく必要があります。また、どうしても避けられない欠席に関しては必ず事前に申し出てください。(その場合は、無断欠席との扱いとは異なります。)

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回情報化社会による情報産業
第3回情報と第4次産業革命
第4回情報とシェアリングサービス
第5回情報とデータ利活用
第6回情報に関連する職業
第7回社会と情報システム
第8回情報システムの構成要素
第9回組織内の情報システム
第10回情報と業界分類
第11回職業とプログラミング
第12回著作権とオープン化
第13回個人データとプライバシー
第14回これからの情報技術と職業
第15回まとめ