職種選択ⅠA(メディアの接し方)
担当者森  吉弘教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目(短大)]
科目ナンバリングCAE-102

授業の概要(ねらい)

 情報の気づきや解釈は、あなたのキャリアを創る基礎となります。視点の位置や方向性(視座)や考え方(解釈や意味づけ)によって、あなたの目の前に広がる世界は、絶望的になったり、希望がもてたりと瞬時に変わります。その事実や事象は、あなた次第で、姿を変えます。また、気づくことで、知識や思考も豊かになり、価値観の幅も拡がります。
 自分も含めて、どんなモノも情報を受発信しているメディアです(スマホやテレビだけがメディアではありません)。そのメディアとどう接していくか、メディアからの情報をどう受け止めるのか、視座の持ち方や考え方などを中心に学んでいきます。NHKのアナウンサー(15年間)として情報に接した視点(作り手側)からの解説も加えます。授業中に時事問題も取り上げていき、時代感覚も身につけてもらいます。時事問題もその都度取り入れていくので、カリキュラムの若干の変更があることは承知していてください。
 【関連科目】
  「社会人基礎力養成演習」
 「新聞の読み方・使い方」

授業の到達目標

①社会で活躍するための基礎力が身につきます
②モノの見方が2軸以上(複眼的)になります
③就活に必要な書く力や考える力が身につきます
④自己の特性が理解できます
⑤情報に対するセンサーが高まります

成績評価の方法および基準

(1)授業に取り組む姿勢 30%
(2)授業内外の課題リポート 40%
(3)グループワークへの貢献度  30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『アジアの若者が日本企業に就職するために「思考とスキル」』森吉弘著ウイネット
参考文献

準備学修の内容

以下のような事前学習課題を課します。日々の学習を怠ると、講義の内容を深めることはできませんし、成果を上げることが難しくなります。
・教科書や講義に関連した書籍の読み込み
・全国紙(読朝毎、日経、産経、東京)のいずれか1紙を毎日10分以上読むこと(読み慣れたら時間を伸ばしていく)
・授業内容の復習はもちろんのこと、学んだことを日々意識して行動(思考も)すること

その他履修上の注意事項

就職活動や社会人になってからも役立つ教養やスキル、習慣を身につけてもらいたいと考えています。グループワークもあるので、主体的に取り組む学生を望みます。また、授業を効率的に進めるため学生の協力も得ることが多々あります。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
1)キャリアの形成に、なぜ「メディアの接し方」は必要か
2)ニュースとは何か
3)スマホのニュースと新聞の記事の違い
4)言葉は思考を作り、行動を作る
第2回メディアとは何か?
1)マス・コミュニケーションについて学ぶ
2)その他メディアについて理解する
第3回ジャーナリズムの特質とメディア・リテラシー
1)メディアリテラシーとは何か
2)メディアリテラシーはなぜ必要か
3)ジャーナリズムとは
4)日本においてジャーナリズムは存在するのか
第4回メディアの特徴とメリット・デメリットを考える①
1)テレビ、ラジオ、新聞、ネットの特徴を知る(グループワーク)
2)新聞の読み方を知る
第5回メディアの特徴とメリット・デメリットを考える②
1)メディアの特徴をグループで発表する(グループ・全体ワーク)
2)各メディアの特徴をまとめる
第6回各メディアの特性をどう活かすか 
1)自分流の使い方を考える
2)スマホの活用法
第7回「関心があること・ないこと」を考える 
1)カラーバス効果(意識すると関連情報を集める)とは
2)自分の癖(習性)を見つける
第8回モノの見方(二軸思考)
1)与えられたテーマで見つかったものを共有する(全体ワーク)
2)複眼思考を学ぶ
第9回人は見たいものを見て、聞きたいことだけを聞く 
1)ハイズマンの研究から学ぶ
2)意識の持ち方でモノの見方が変わる
3)セレンティビティーを学ぶ
第10回見えないモノについて考える①
1)日本のサービスの特性を考える
第11回見えないモノについて考える②
1)グループで発表
2)自分の視点を再考する
第12回広告を活用する① 
1)広告を知り、その言葉から時代を読み取る
第13回広告を活用する②
1)どんな言葉が目に留まりましたか(グループワーク)
2)広告の言葉とは
第14回どんな気づきがありましたか 
1)自分の成長を確認する
第15回まとめ
1)メディアとの接し方を改めて考える(自分に問う)