日本史籍講読7-Ⅳ
担当者小山 俊樹教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-414

授業の概要(ねらい)

明治~大正期にかけて、政党政治家として活躍し、「平民宰相」として知られる原敬。立憲政友会を率いて政党政治の進展に寄与した原は、1921(大正10)年11月4日に東京駅丸ノ内改札で暗殺されるまで、膨大な日記を書き残した。
本授業では、原の記した日記(『原敬日記』)を題材として、参加者全員で輪読・報告する。一人の政党政治家の眼を通して、近代日本の政治や社会について理解を深めるとともに、近代史料の読解や調査の方法を学んでいく。

授業の到達目標

①近現代日本の政治家が残した「日記」を活字で読み、その文意を説明できるようになること。
②「日記」に書かれた登場人物・事件・事項などを調査する能力を身につけること。
③他の史料などを読み解き、「日記」の記述を検証できるようになること。

成績評価の方法および基準

毎回の授業での報告・質疑を重視する。
また最終回にテストを行い、総合的に評価を行う。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書原敬日記原奎一郎・林茂福村出版
参考文献原敬―外交と政治の理想 上・下伊藤之雄講談社
参考文献原敬―日本政党政治の原点季武嘉也山川出版社

準備学修の内容

テキストを読み込み、文意と内容を解読する。また参考文献などを使用して、担当範囲の人物・事象および、背景となる政治や社会の動きを説明できるようにする。

その他履修上の注意事項

授業での報告・質疑の内容を重視する。報告者はもちろん、その他の受講者も事前にテキストを読み、質疑応答に参加することが求められる。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・史料の概略と授業の進め方について
第2回「原敬日記」を読む(1)
第3回「原敬日記」を読む(2)
第4回「原敬日記」を読む(3)
第5回「原敬日記」を読む(4)
第6回「原敬日記」を読む(5)
第7回「原敬日記」を読む(6)
第8回「原敬日記」を読む(7)
第9回「原敬日記」を読む(8)
第10回「原敬日記」を読む(9)
第11回「原敬日記」を読む(10)
第12回「原敬日記」を読む(11)
第13回「原敬日記」を読む(12)
第14回「原敬日記」を読む(13)
第15回秋期のまとめ・最終試験