超域言語論Ⅱ
担当者閔  由眞教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 2016年度以前入学]
科目ナンバリングLIN-202

授業の概要(ねらい)

外国語を学ぶにあたって「言語とは何か」を理解することは不可欠なものである。この授業では「言語」そのもの、「言語とその言語を操る人間の思考の関係」や「人間の様々な言語行動とその背景」、そして「言語による異文化コミュニケーション」など、様々なトピックを取り上げ、言語の本質を理解することにより言語に対する視野を広げることを目指す。
前期に引き続き、言語の問題を扱う。後期は主に言語使用の主体である人間が世界をどのように認識するかということと言語表現の相関関係を探ることで言語表現の仕組みを理解し、これによって我々が何気なく使っている言語を再考する。世界の言語と日本語の比較を通して、言語についての包括的な理解を深める。

授業の到達目標

言語の仕組みを理解し、言語そのもの、人間の思考、そして文化との関わり方を考える。
また、人間の世界に対する認識と言語との関係を把握する。

成績評価の方法および基準

出席状況・授業参加度・小テスト・課題・及びレポートなどを総合して評価する。
平常点:30%(出席・授業参加度・小テスト・課題) グループ・プレゼンテーション及び中間レポート:30%  期末テスト:40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書必要に応じてプリント配布。
参考文献必要に応じて適時提示する。

準備学修の内容

授業開始時までに言語学の入門書を読んでおくことをお勧めする。

その他履修上の注意事項

①授業に積極的に参加すること。
②授業中に出されるトピックについては応用力をもってよく思考すること。
③各自ノートを準備し、授業内容を筆記すること。
④欠席・遅刻しないこと。(原則として3回以上欠席の場合は成績評価の対象から除外する。なお、30分以上の遅刻は出席として認めない。)

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回言語と認知①
第3回言語と認知②
第4回比喩①
第5回比喩②
第6回言語の多義性①
第7回言語の多義性②
第8回異文化コミュニケーション①
第9回異文化コミュニケーション②
第10回第二言語習得①
第11回第二言語習得②
第12回グループ・プレゼンテーション①
第13回グループ・プレゼンテーション②
第14回グループ・プレゼンテーション③
第15回まとめ

注:この進行予定はあくまでも目安であり、変更される場合もある。