スポーツ方法実習(剣道)Ⅱ
担当者中澤 雄飛教員紹介
単位・開講先選択  1単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングESS-208

授業の概要(ねらい)

 本授業では、剣道の応用技術について説明していきます。具体的には、「スポーツ方法実習(剣道)Ⅰ」で身に付けた技能を活かして、対人動作を活かした攻防の展開、試合を体験しつつ、指導法や審判規則、試合の運営方法について理解を深めていきます。なお、本授業は実習科目であるため、実技を中心に展開します。

授業の到達目標

 ・相手の動きに応じて技の攻防を展開することができる。
 ・試合運営のための的確な指示が出せるようになる。
 ・剣道の試合規則、審判法について説明することができる。
 ・剣道具の基本的な管理・修理について実践することができる。

成績評価の方法および基準

 ・授業への取り組み(課題への積極的なチャレンジ、発言、質問等)(40%)。
 ・授業の省察(授業の振り返りによる技能の言語化)(20%)。
 ・試験(審判法、試合運営、剣道具の保守点検に関すること)(40%)。
 ※授業回数の3分の2以上の出席者を評価の対象とします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書使用しません。適宜、資料を配布します。
参考文献『剣道指導要領』全日本剣道連盟
参考文献『剣道社会体育教本』全日本剣道連盟
参考文献『剣道試合・審判規則/同細則』全日本剣道連盟
参考文献『剣道試合・審判・運営要領の手引き』全日本剣道連盟
参考文献その他、授業内で適宜紹介します。

準備学修の内容

 ・実技ですので、体調管理には十分留意して下さい。怪我、体調不良等の場合は、随時、報告・相談して下さい。
 ・苦手な技術については、練習や授業資料による復習を行っておいて下さい。

その他履修上の注意事項

 ・本授業は、「スポーツ方法実習(剣道)Ⅰ」の発展科目として位置付けられています。
 ・「スポーツ方法実習(剣道)Ⅰ」を受講していなくても、履修は可能です。
 ・防具・竹刀は貸与します。その他の用具の準備については、オリエンテーション時に説明します。
 ・事故防止のため、装身具は外して受講して下さい。また、貴重品は各自責任を持って管理して下さい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(授業の進め方、評価方法、用具の準備等についての説明)(講義、ディスカッション)
第2回礼法、基本動作、素振り、基本打突(実技)
第3回切り返し、打ち込み稽古(実技)
第4回しかけ技と応じ技(実技)
第5回約束稽古、掛かり稽古、互角稽古(実技)
第6回剣道の規則と試合の体験(講義、実技)
第7回剣道の試合と駆け引き(実技)
第8回審判法と試合の運営方法(講義、実技)
第9回試合(個人戦)の実施と運営(講義、実技)
第10回個人戦の振り返り(実技、ディスカッション)
第11回試合(団体戦)の実施と運営(講義、実技)
第12回団体戦の振り返り(実技、ディスカッション)
第13回剣道における安全管理(講義、実技)
第14回剣道具の管理・修理(講義、実技)
第15回授業のまとめと試験(実技、プレゼンテーション)