総合講義Ⅰ(社会人基礎力養成)
担当者森  吉弘教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングCAE-403

授業の概要(ねらい)

 企業が学生に求める力は、社会人基礎力(「チームで働く力」「考え抜く力」「前に踏み出す力」)。ほかに等しく求められる力は、コミュニケーション力や論理的思考である。書く、話す、話し合うなど、人や社会とつながる力がコミュニケーション力。本講義では、社会人基礎力を意識し、特にコミュニケーション力や考える力に焦点を当て、企業の求める力を総合的につけていく。なお、就職活動中の学生も多数受講する可能性もあり、就活状況において、若干カリキュラムの内容を変更することもある。
 【関連科目】
  「社会人基礎力養成演習」

授業の到達目標

①社会で活躍するための基礎力が身につきます
②近未来の目標を明確にできるようになります
③就活に必要な書く力や考える力が身につきます
④自己の特性が理解できます
⑤仕事についての理解も深められます

成績評価の方法および基準

(1)授業に取り組む姿勢 30%
(2)授業内外の課題リポート 40%
(3)グループワークへの貢献度  30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『アジアの若者が日本企業に就職するための「思考とスキル」』森吉弘著ウイネット
参考文献

準備学修の内容

以下のような事前学習課題を課します。日々の学習を怠ると、講義の内容を深めることはできませんし、成果を上げることが難しくなります。
・教科書や講義に関連した書籍の読み込み
・全国紙(読朝毎、日経、産経、東京)のいずれか1紙を毎日読むこと
・授業内容の復習はもちろんのこと、学んだことを日々意識して行動(思考も)すること

その他履修上の注意事項

 就職活動や社会人になってからも役立つ教養やスキル、習慣を身につけてもらいたいと考えています。グループワークもあるので、主体的に取り組む学生を望みます。また、授業を効率的に進めるため学生の協力も得ることが多々あります。

授業内容

授業内容
第1回グループで自己紹介①
1)広がりのある一般的な自己紹介を知る
第2回グループで自己紹介②
1)一点に絞る「森式5段階自己紹介」の理解
2)自己PRとは何かを知る
第3回メールの書き方・使い方・送り方
1)社会人に送るメールの書き方(個人ワーク)
2)電話と手紙、メールのメリット・デメリット
第4回大人言葉(丁寧語、敬語、謙譲語)を学ぶ
1)敬語の意味
2)言葉を使うときに大事なこと
第5回若者言葉・友達言葉を理解する
1)若者言葉を自覚する(グループワーク)
2)丁寧語に書き変える(全体ワーク)
第6回「意見(感想)文」と「事実(記録)文」の相違について考える
1)右脳言葉と左脳言葉
2)事実で伝える
第7回自己探求①
1)自己分析の3つの方法
2)自己分析を行う(個人ワーク)
第8回自己探求②
1)他己分析を行う(ペアワーク)
2)自己PRを書く
第9回事実文(レポート)を書く①
1)タイトルのつけ方を学ぶ
2)趣味の欄を書いてみる(個人ワーク)
第10回事実文(レポート)を書く②
1)自己PRを書き直す(個人ワーク)
2)伝わる分と伝わらない分の違い
第11回履歴書を書く①
1)基本の理解
2)魅力的なタイトル
第12回魅力的な(惹きつける)言葉について考える
1)どんな言葉が魅力的なのか
第13回テレビから、魅力的な言葉を学ぶ
1)街にあふれる広告などから言葉を学ぶ
2)自分にキャッチなタイトルをつける
第14回プレゼンテーションを学ぶ
1)バーバルとノンバーバル
2)プレゼンの作法
3)短い言葉と文章でキャッチに
第15回まとめ
1)前期の授業を、記事(学校案内用)としてまとめる