エネルギー経済Ⅱ
担当者郭  四志教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECP-210

授業の概要(ねらい)

 石油・エネルギー需給逼迫が深刻化するなか、エネルギー・資源を巡ってエネルギー消費諸国の争奪戦が激化する今日、エネルギー・資源問題がますます注目されており、世界の限られた原油・天然ガス資源の安定的供給は資源消費・需要が急増する中、諸国経済の持続可能な成長の重要な鍵となっている。
 エネルギー関連の講義はそういう意味でとても関心度の高い科目である。本学期では、前半期エネルギー経済 I のうえに、さらに内外の主要なエネルギー活動・特徴及び環境問題を学ぶ。

授業の到達目標

 エネルギー経済と日本エネルギーに関する基本知識を覚え、問題発見・分析力を養う。

成績評価の方法および基準

 授業内試験(テキスト・ノート持込み可)。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 テキスト・参考文献は、授業の第1回目に、紹介する。
参考文献

準備学修の内容

 テキスト・参考文献を予習・復習してほしい。

その他履修上の注意事項

 関連知識を覚え、授業の内容をよく理解し、発見・分析力を養ってほしい。

授業内容

授業内容
第1回 「3.11」以後の日本の原発・電力・エネルギー供給状況・問題点・ゆくえ及びその国際社会や日本経済への影響
第2回 エネルギー需給構造の強靭化への取り組み
第3回 国際エネルギー市場構造の新しい変化
第4回 地球温暖化問題を巡る各国の動き及び日本の対応
第5回 エネルギー消費国と生産国の新しい競争戦略
第6回 国家戦略としてのエネルギー政策の再構築及び新たな戦略的取組
第7回 ロシア・中東などの石油・エネルギー生産大国・地域の対日本・中国などの供給戦略
第8回 世界における原発建設・運営の動向
(日本原発協会の専門家・外部講師による特別講義・講演)
第9回 アフリカ・中東などでのエネルギー・資源確保のリスク及びその対策
第10回 再生可能エネルギーの開発コスト及びその開発の新しい動き
第11回 新エネルギー・環境保全などのエネルギー・環境分野における研究開発・イノベーション
第12回 エネルギー産業の競争力・経営基盤の強化
第13回 石油備蓄などによる緊急時の充実・対応
第14回 エネルギー・環境分野における日中韓などの国際協力・連携及びその意義
第15回 まとめとテスト