担当者 | 落合 亮教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [現代ビジネス学科] | |
科目ナンバリング | ECT-103 |
生産、物価、失業等のマクロ経済現象は、ほぼ毎日と言ってよいほどメディアで取り上げられている。このようなマクロ経済情勢に関する知識は、今後社会人として活躍していくために非常に役立つものである。この講義では、このようなマクロ経済の変動の背景にある要因・メカニズムと、政府の政策の影響について理解を深めることを目的とする。
具体的には、「入門マクロ経済学Ⅰ」においては、マクロ経済に関わる様々な概念、貯蓄・投資の決定、金融市場と金融システム、失業問題などに関する基礎理論について学び、それらの基礎的な知識を踏まえた上で、「入門マクロ経済学Ⅱ」において、国民所得の決定、マクロ経済政策の効果、開放マクロ経済学、経済成長について学ぶ。
国内総生産(GDP)、貯蓄、消費、投資等のマクロ経済に関わる基本概念と政策的影響についての理解を深め、マクロ経済に関する報道記事について正確に理解できるようになる。
出席状況を鑑みつつ、期末試験の結果(約60%)と毎回の授業後にLMS上にて実施する小試験の結果(約40%)に基づいて評価を行う。評価の詳細については初回の講義で説明する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編 第3版』2014年 | グレゴリー・マンキュー | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『マクロ経済学』 | ダロン・アセモグル、デヴィッド・レイブソン、ジョン・リスト(翻訳:岩本 康志、岩本 千晴) | 東洋経済新報社 |
講義前に教科書の該当部分を読んでおくこと。毎回の授業で何を取り上げ、またそれがテキスト上のどの章に該当するかついては、前回の授業の最後に簡単に説明をする。また、講義ではパワーポイントを用いて説明するが、その講義資料は授業前にPDF形式にてLMSに掲載するため、事前に目を通してどのようなテーマを扱うのか把握して授業に臨むことが望ましい。さらに、講義資料は事前にプリントアウトして授業に持参し、それに授業中での説明を書き加えるなどの工夫をすることを推奨する。
具体的な講義のルールについては、初回に伝える。経済の基礎理論に関しては、理解できない部分を放置しておくと、後々の授業の理解にも影響してくるため、不明点については必ずテーマ毎に解明しておくこと。また、授業内容で不明な部分については、オフィスアワー等を活用して積極的に質問し、解決して行くことを推奨する。
また、毎回の授業後、授業内容が理解できたかどうかを確認する小試験をLMS上にて実施するため(期限:1週間)、授業後もある程度の学修を行うことが要求される。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 講義の概要・マクロ経済学とは何か |
第2回 | マクロ経済学の主要な概念(1):国民所得 |
第3回 | マクロ経済学の主要な概念(2):物価指数とインフレーション |
第4回 | 貯蓄・投資(1):貯蓄と投資の関係(国民所得の決定) |
第5回 | 貯蓄・投資(2):単純な国民所得の決定メカニズム |
第6回 | 金融システムとファイナンス |
第7回 | 貨幣システム:貨幣の意味、中央銀行制度、貨幣供給のメカニズム |
第8回 | 春期前半部分の復習 |
第9回 | 貨幣量の成長とインフレーション(1):貨幣需要と貨幣供給 |
第10回 | 貨幣量の成長とインフレーション(2):貨幣市場の均衡 |
第11回 | 財政赤字問題と財政政策(1) |
第12回 | 財政赤字問題と財政政策(2) |
第13回 | IS-LM分析(1) |
第14回 | IS-LM分析(2) |
第15回 | まとめと期末試験 |