新聞の読み方・使い方Ⅰ
担当者森  吉弘教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目(短大)]
科目ナンバリングCAE-110

授業の概要(ねらい)

 社会を知ることは、自分の人生を明るくすることだと言っても過言ではない。ニュース(情報)は光、世の中を照らしてくれる。
 そのツールのひとつとなるのが新聞。政治、経済、社会、国際、スポーツ・文化と様々な角度から、今の世の中を伝えてくれている。社会人はもちろん新聞を読む。社会を知らなければビジネスにならないからだ。学生もしかり。社会を知らなければ将来を描けないからだ。
 メディアとどう接していくか、メディアからの情報をどう受け止めるか、様々な記事を取り上げながら、世の中に対する考察を深めていきたい。授業中に時事問題も意識的に取り上げていき、時代感覚も身につけてもらう。 NHKでの経験を生かした解説もしていく。なお、その時々のニュースも取り上げていくので、カリキュラムが場合によっては変更することも承知していてほしい。なぜネットのニュースを私が薦めないのか。その答えも講義で紹介していく。
 本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業(業界:マスコミ)において報道業務(主たる業務はアナウンサー)に携わり、授業では、現場における実例や実体験や取材者側の視点を交えて講義を展開したり、報道機関の課題などを題材とした議論を行ったりします。
 *受講希望者が200名を超える場合、最初の授業でリポートを書いてもらい、選抜もある。

授業の到達目標

 1)記事の周辺事実を把握し、新聞がスラスラ読めるようになる
 2)社会の出来事を、多角的に見ることができる
 3)1つの事象を、他との現象と関連づけられる(背景の理解)

成績評価の方法および基準

(1)授業に取り組む姿勢 20%
(2)授業内外の課題リポート 80%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

以下のような事前学習課題を課します。日々の学習を怠ると、講義の内容を深めることはできませんし、成果を上げることが難しくなります。
・講義に関連した記事や書籍の読み込み
・全国紙(読朝毎、日経、産経、東京)のいずれか1紙を毎日10分以上読むこと(読み慣れたら時間を伸ばしていく)
・授業内容の復習はもちろんのこと、学んだことを日々意識して行動(思考も)すること

その他履修上の注意事項

 大講義室での講義が予想されます。全体の雰囲気を乱すことなく、全員一丸となって 90分に向き合ってほしい。当然ながら、何かをつかみたいという前向きな学生の参加を望みます。就職活動や社会人になってからも役立つ教養やスキル、習慣を身につけてもらいたいとも考えています。授業を効率的に進めるため学生の協力も得ることが多々あります。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション 
1)「ニュースは人生を深める」とは
2)講義の概要と進め方(自己紹介も含めて)
第2回記事を読み、知らないことに気づく
1)知っていること・関心があることは何かを知る
第3回新聞の理解
1)全国紙と地方紙の違い
2)新聞の読み方を知る(政治・経済・社会・スポーツ・文化)
3)テレビと新聞の違い
第4回ニュースを読み解くために基礎作り①
1)時代のキーワードを挙げる
2)21世紀のキーワードとは
第5回ニュースを読み解くために基礎作り②
1)キーワードをまとめる
2)どんな準備をしていくのか
第6回ニュースを読み解くために基礎作り③
1)キーワードの発表(グループ・全体ワーク)
第7回広告欄の特徴を知る
1)1から5面まではなぜ出版社の広告が多いのか
2)テレビ欄から現代を読み解くとは
第8回経済記事を読む
1)国内経済の記事を読む
第9回経済記事を読む
1)アジア関連の記事を読む
第10回経済記事を読む
1)東南アジア関連の記事を読む
第11回経済記事を読む
1)アジア以外の国際関連の記事を読む
第12回政治記事を読む
1)国内政治の記事を読む
第13回中東の記事を読む
1)イランとアメリカはなぜ戦うのか
2)歴史的背景も理解する
第14回各紙読み比べる
1)全国紙の特徴を理解する
第15回講義まとめ、リポート