ECCP(論理的思考)Ⅱ
担当者西田 令一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-204

授業の概要(ねらい)

 春期に引き続き、受講生が理詰めでものを捉えたり考えたりできて、それを分かりやすく筋道を立てて文章や口頭で表現できるようになることを目指します。
 社会・政治・経済・国際の事象を題材にして、物事を正確に、合理的に捉えたうえで自分なりの考え方をまとめる習慣、力をつけてもらうという手法を授業の柱にする点も、春期と変わりません。秋期ではしかし、なぜそうした事象が現れているのか、そこから何を汲み取るのかといったところまで掘り下げていきます。
 1つのクラスでは、比較的に短く平易に書かれた英文を、的確な日本語に置き換えることによって、論理的な表現力を磨いていく授業も継続します。

授業の到達目標

 春期と同じく、理にかなった捉え方ができるようになること、ポイントを的確につかめるようになること、そして、それらについて筋の通った表現ができるようになることに主眼を置きます。

成績評価の方法および基準

 春期同様、提出を求めるレポート課題や授業内の小論テストなどの出来栄えを評価し、それらを総合的に判断して成績を決定します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教材は全てこちらで用意し、授業で使うレジュメや記事、資料もこちらで作成・印刷して、毎回、配布します。
参考文献

準備学修の内容

 レポート課題の提出や英文の下調べなどの準備学修は、春期にも増して求められます。授業内で行う小論テストでは、十分に復習したうえで臨む必要があることは言うまでもありません。

その他履修上の注意事項

 取り上げる事象について詳しく説明したうえで、受講生との間で質疑応答を行います。積極的に参加して意見を述べる姿勢が、春期以上に求められます。国語と英語の辞書、あるいは電子辞書が必携です。それから、専用のノートを1冊用意してください。

授業内容

授業内容
第1回 春期小論テストの講評と文章の検証を通じて論理的な文章の書き方を学ぶ。
第2回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:「18歳選挙権」で考えるべきこと)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第3回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:日本発の片づけ術ブームを考える)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第4回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:追い込み漁イルカ購入禁止と捕鯨)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第5回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:ミス・カナダの世界大会出場停止)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第6回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:国際比較で見えてきた祝日の多さ)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第7回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:世界遺産登録ブームの問題点とは)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第8回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:学長の「スマホやめますか」演説)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第9回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:部活と日本の低生産性との関連性)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第10回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:功罪半ばのネットによる情報発信)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第11回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:なぜ後絶たぬ、過労死と過労自殺)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第12回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:いじめ加害者の親処罰論の問題点)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第13回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:「難民侮辱漫画」投稿とその波紋)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第14回 社会・政治・経済・国際の事象をテーマに考える力を身につける(扱ったテーマの事例:「英語第一言語化」論めぐる賛否)。英文を日本語にして的確に表現する力も強化する。
第15回 秋期授業のおさらいと授業内小論テスト(400字詰め2枚)