担当者 | 吉野 裕教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | GGR-403 |
地理学では、地図の判読・景観観察・統計の分析・作図などの作業を行いながら論文を作成していきます。みなさんの中に、これらの作業の経験者はほとんどおられないと思います。この講義では、地図・統計類の種類と入手方法、そして地図の判読・景観観察・統計類の分析・作図の方法についてわかりやすく説明をしていきます。また、講義中に上記の作業を経験し(グループ活動)、論文の執筆に不可欠な技術・能力を実践的に身につけていきます。さらに、その成果を発表することにより、情報発信能力も培います(プレゼンテーション技術の向上)。
①地図や統計類の種類・入手方法を理解し、これらについて説明できる。
②景観観察の方法を理解し、土地利用調査を行うことができる。
③地図を判読して地域の特徴や歴史的な変化を把握し、これらについて説明できる。
④統計資料を分析し、グラフや分布図を作成することができる。
レポート(60%)と発表内容(40%)をもとに、総合的に評価をします。
※受講態度:講義への参加状況(発表・質疑応答時の学修態度、意欲、リアクションペーパーの内容)などをもとに評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 特に指定しません | ||
参考文献 | 『ジオ・パルNEO 地理学・地域調査便利帳』 | 野間晴雄・香川貴志・土平 博・河角龍典・小原丈明編著 | 青海社 |
講義の前後にテキストで予習・復習をして下さい。また、地理学とその隣接分野の書籍を読み、知識の獲得に励んで下さい。
・「地理学実習Ⅱ」とあわせて通年で受講することを望みます。
・この科目で学んだことをふまえて卒業論文を作成します。この科目が卒業論文の質を左右するものであることを意識して出席して下さい。
・毎回、リアクションペーパーを配布します。このカードに質問・意見・要望などを自由に書いて提出して下さい(記載内容で減点することはありません)。
・出席回数が少ない、レポートが未提出である、発表時に無断で欠席したなどの場合は、成績評価の対象とはしません。やむを得ない事情がある場合は、ご相談下さい。
・発表時にパワーポイントを使用して下さい。これを機に、パソコン関連の知識と技術を磨いて下さい(使用方法は第1~2回目で学びます)。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス、受講上の諸注意 |
第2回 | 地図の種類と入手方法 |
第3回 | 地形図を判読しよう①近代 |
第4回 | 地形図を判読しよう②現代 |
第5回 | 地形図を判読しよう③発表 |
第6回 | 景観観察の方法とポイント |
第7回 | 土地利用調査に挑戦しよう①方法 |
第8回 | 土地利用調査に挑戦しよう②古い地図で「昔の景観」を復元する |
第9回 | 土地利用調査に挑戦しよう③調査分担の確認 |
第10回 | 土地利用調査に挑戦しよう④発表 |
第11回 | 統計の種類と入手方法 |
第12回 | 統計資料を分析しよう①グラフの作成 |
第13回 | 統計資料を分析しよう②分布図の作成 |
第14回 | 統計資料を分析しよう③発表 |
第15回 | 総括 |