授業指導法(柔道)
担当者穴井 さやか教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングESS-314

授業の概要(ねらい)

 授業指導法は、柔道というスポーツを現場で指導をする際に、授業をどのように考え、どのように展開していくかについて、基礎的な知識を理解し身につける授業である。
 柔道は特に対人競技であることや格闘技種目であることから怪我や事故が非常に起きやすい。そのため、中学校、高等学校の学習指導要領に示された武道の目的及び内容だけでなく、安全管理や柔道の特性、リスクマネジメントなどを理解する必要がある。
 また、学習指導案の作成、それをもとにした模擬授業を通して、指導方法や指導技術を学ぶ。

授業の到達目標

 ・柔道の特性や安全管理、リスクマネジメントについて説明することができる。
 ・学校体育における柔道の位置付けと内容について説明することができる。
 ・柔道の基礎的な技術を示範することができる。
 ・授業の目的に沿った学習指導案を作成することができる。
 ・学習指導案に沿った模擬授業を実施することができる。

成績評価の方法および基準

 ・受講態度(授業への積極性、質問及び発言等)(50%)
 ・指導案の作成と模擬授業(30%)
 ・授業内外のレポート提出(20%)
 ※授業回数の3分の2以上の出席者を評価の対象とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキスト 使用なし。適宜、資料を配布。
教科書※その他必要に応じて紹介。
参考文献『中学校学習指導要領解説 保健体育編』(文部科学省)
参考文献『高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編』(文部科学省)

準備学修の内容

 ・スポーツ方法実習(柔道)Ⅰ・Ⅱを履修していることが望ましい。
(履修していなければ本授業を履修できないわけではないが、同時に履修しながら受講することを望む)

その他履修上の注意事項

 ・授業にあたっては、指導者を志す者としての自覚を持ち、時間順守にて参加してください。
 ・柔道衣の準備については、第1回授業にて説明する。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス(授業の進め方、用具の準備)
 授業指導法とは?
第2回 柔道についての理解(特性、歴史)
 学校体育と武道について
第3回 柔道における安全指導(授業前・授業中・授業後①)
第4回 柔道における安全指導(授業前・授業中・授業後②)
第5回 段階に応じた技術指導(基本作法・基本動作)ディスカッション①
第6回 段階に応じた技術指導(受身)ディスカッション②
第7回 段階に応じた技術指導(投げ技:大内刈り)ディスカッション③
第8回 段階に応じた技術指導(投げ技:払腰・背負い投げ)ディスカッション④
第9回 段階に応じた技術指導(固め技:袈裟固め)ディスカッション⑤
第10回 段階に応じた技術指導(固め技:横四方固め)ディスカッション⑥
第11回 指導案の作成と模擬授業①(基本作法・受身)
第12回 指導案の作成と模擬授業②(大内刈り)
第13回 指導案の作成と模擬授業③(袈裟固め)
第14回 指導案の作成と模擬授業④(実戦練習)
第15回 柔道指導に関するディスカッション(模擬授業から検討)授業のまとめ