担当者 | 苅込 俊二教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
「21世紀はアジアの時代」と言われて久しいが、実際、アジアの発展は目覚ましく、日本はアジアの成長をいかに自国に取り込むかが問われている。また、日本企業においてもアジア市場を目指すことが当然となり、アジアで活躍できる人材が求められている。こうした環境下では、アジアをよりよく知らなければならないが、アジアは政治、経済、社会、文化面で多様性があり、様々な特徴を持った国・地域から構成されており、一括りできない地域であり、かつ日々ダイナミックに変貌を遂げている。本演習では、開発経済学・国際経済学の視点からアジア経済の発展過程及び日本とアジアとの経済関係について研究する。
演習Ⅱでは、演習Ⅰでの学習成果を踏まえた、グループごとの課題研究が活動の中心となる。各グループは各自が設定したテーマに関する文献を幅広く読み込むとともに、データなどエビデンスに基づく議論を深めていく。各グループは研究成果を中間報告しながら、最終成果をプレゼンテーションしてもらう。なお、研究を進めるにあたり、資料収集の仕方、データの入手・加工方法は授業内で演習しながら、習得する機会を設ける。
アジア諸国の多様性、特徴を理解するとともに、日本とアジア諸国の経済関係を理解できるようにする。また、本ゼミを通じて、世界の中のアジア経済や日本の役割について自身の見解を持てるようにするとともに、論理的思考能力や文章表現能力、プレゼンテーション能力の向上といった、社会で必要な能力を高めることも目標としている。
ゼミへの参加と発表、グループワークなどで総合的に評価
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』 | ロバート・C・アレン(著)、グローバル経済史研究会 (翻訳) | NTT出版 |
参考文献 | 『なぜ貧しい国はなくならないのか 正しい開発戦略を考える』 | 大塚啓二郎 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 『中所得国の罠と中国・ASEAN』 | トランヴァントゥ、苅込俊二 著 | 勁草書房 |
授業中に指示した内容や課題を準備し、授業に臨むこと
本演習の履修生はゼミ活動に積極的に取り組み、グループの中で効果的に貢献する方法を模索してもらいたい。グループでの作業を円滑に進めて成果を仕上げていくためには、各自が主体的に参加する姿勢が求められる。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | ゼミ生によるグループ研究:研究計画書の発表② |
第3回 | ゼミ生によるグループ研究:文献サーベイ① |
第4回 | ゼミ生によるグループ研究:文献サーベイ② |
第5回 | PC演習:経済データの入手・加工方法① |
第6回 | PC演習:経済データの入手・加工方法② |
第7回 | ゼミ生によるグループ研究:データ収集及び分析① |
第8回 | ゼミ生によるグループ研究:データ収集及び分析② |
第9回 | ゼミ生によるグループ研究:中間経過報告① |
第10回 | ゼミ生によるグループ研究:中間経過報告② |
第11回 | ゼミ生によるグループ研究:中間経過報告③ |
第12回 | ゼミ生によるグループ研究:最終成果発表① |
第13回 | ゼミ生によるグループ研究:最終成果発表② |
第14回 | ゼミ生によるグループ研究:最終成果発表③ |
第15回 | 全体のまとめ |